調査当日の金曜、高速電脳で同ショップブランドとなるCPUクーラー「KD-NIAOP915」の発売が開始された。価格は4980円で、在庫は潤沢だ。
KD-NIAOP915は、AOpen製Pentium M対応マザー「i915Ga-HFS」と「i915GMm-HFS」専用の特製CPUクーラー。長尾製作所とサーマルコンポーネント、高速電脳の共同開発製品として、アルミ製のヒートシンクにXINRUILIAN製の7センチファンを搭載する構成で、コア欠けを防止するパッドが付属する。
高速電脳は「AOpen製Pentium MマザーはCPUソケットのねじ穴が特殊で、かつマザーのメインコネクタがCPUソケットのすぐ脇にあるため、別途高性能なCPUクーラーに換装するにも選択肢が狭い傾向にあります。Pentium MベースでデスクトップPCを自作する人も増えていますから、そこそこ需要はあると見込んでいます」と話す。
製品 | 高速電脳「KD-NIAOP915」 |
入荷ショップ | |
高速電脳 | 4980円 |
また俺コンハウスでは、今週よりAOpen製の新マザーボード展示が開始されている。Pentium M対応モデルとしては最新となるIntel 945G搭載の「i945Ga-PHS」と、Turion 64対応を謳う、VIA K8T800搭載の「vK8T800a-LF」である。
なかでもvK8T800a-LFは、製品パッケージにAthlon 64と共にTurion 64のロゴがプリントされていたことで、当然Turion 64も搭載可能だろうということがポイントの1つだ。Turion 64への対応については同社Webサイトでははっきり明記されていないが、同CPU対応としては初のデスクトップ用マザーとなると思われる。
俺コンハウスによると「入荷は早くて9月頭の予定。価格も決まっていませんが、順調に生産されているようなので、大幅に遅れるということもなさそうです」ということだ。
ノート向けのCPU人気について某ショップはこう分析する。
「Pentium Mの人気が飛び抜けています。Pentium Mが登場して以来、VIAやAMDの省電力CPUは隅に追いやられてしまいました。Turiun 64対応のマザーが登城したとしても、簡単には牙城を崩せないでしょう」
しかし、後述のGeForce 7800 GT製品しかり、メーカーやショップの思惑通りにもいかないこともあるのが昨今のアキバ事情。そして「そもそも財布の紐、まだ堅いんだよなぁ」とは某ショップ店長氏の談。
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