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» 2005年09月20日 18時00分 公開

24.1インチワイドWideUXGAパネル採用で、フルHD解像度に対応──ナナオ「FlexScan S2410W」 (1/2)

ナナオから、またまた注目の液晶ディスプレイが登場した。24.1インチワイドという大型モデルで、フルHD解像度(1920×1080ドット)を表示できるWideUXGA(1920×1200ドット)の液晶パネルを採用する。試作機に触れる機会を得たので、さっそくリポートしよう。

[林利明(リアクション),ITmedia]
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デジタルハイビジョンのフルHD解像度に対応

 ナナオの新モデル「FlexScan S2410W」(以下、S2410W)は、24.1インチワイド画面の液晶ディスプレイだ。画面解像度は1920×1200ドットのWideUXGAで、デジタルハイビジョンのフルHD解像度(1920×1080ドット)を表示できるのが大きなポイントである。

WideUXGA(1920×1200ドット)対応で、フルHD解像度(1920×1080ドット)を表示できる24.1インチワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2410W」

 画面解像度を除いたスペックは、WideSXGA+(1680×1050ドット)対応21.1インチワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2110W」(以下、S2110W)とほぼ共通だ。S2110Wは、直販サイト「EIZOダイレクト」の専用モデルとすることで9万9750円(税込み)という低価格を実現したが、今回のS2410Wは店頭でも販売される一般モデルとなる。実勢価格は16万円を切ると予想されており、機能と性能、付加価値を考えれば、コストパフォーマンスは非常に高い。

 なお、注意しておきたいのは、ビデオカードやチップセット内蔵グラフィックス機能が1920×1200ドットに対応しているかどうかだ。S2110Wの1680×1050ドットよりはポピュラーだが、古いビデオカードやグラフィック統合チップセットの中には1920×1200ドットに対応していないものもあるので、ナナオのWebサイトで互換性情報を確認してほしい。

 では、S2410Wのスペックを簡単に見ていこう。

 液晶パネルにはS2110Wと同じ高品位のVA系パネルを採用する。最大輝度は450カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1で、最大輝度、コントラスト比ともにS2110Wと同じ。応答速度は、「黒→白→黒」が16ms、中間調の平均値が8msで、中間調の応答速度を高めるオーバードライブ回路を搭載している。この辺の値や仕様もS2110Wと同じである。

 画質を高める機能と、調整項目も豊富だ。10ビットガンマ補正(演算精度は14ビット)によってきれいなRGBガンマカーブを描くため、階調表現に優れる(特にシャドウ寄り)。輝度のドリフト補正も備えており、電源を入れてから短時間で発色が安定する。調整項は、輝度、色温度、ガンマ、色の濃さ、色合い、ゲイン、6色(RGB/CMY)独立調整などだ。

 S2110Wのレビューでも述べているが、通常は輝度と色温度くらいしか変更する必要はない。それ以外の項目は上級者やプロ向けのもので、色彩に関する知識と経験を持たずに調整すると、かえって画質を落とす結果となる。この点には注意しておきたい。

ユーザビリティを考慮した設計と機能で使い勝手も上々

 画面サイズが24.1インチワイドだけあって、本体はそれなりに大きい。横幅が566ミリあるので、購入前に設置スペースを十分に検討しておきたい。ただ、奥行きは230ミリとそれほど深くない。ちなみに奥行き230ミリは、S2110Wと同じ値だ。

 スタンド部分は、チルトとスイーベル、高さ調節が可能なArcSwing 2だ。画面の向きと高さのフレキシビリティーでは、液晶ディスプレイの中でもトップクラスに位置する。

フレキシブルスタンド「ArcSwing 2」を装備しているため、見やすい位置に画面を調整できる

 入力インタフェースは、アナログ/デジタル両対応のDVI-I×2系統だ。アナログ×2、アナログ/デジタル各1、デジタル×2のいずれにも対応できるので、適用範囲は広い。2本のディスプレイケーブルが付属し、1本はコネクタ両端がDVI-Dのデジタル接続用、もう1本はDVD-I/ミニD-Sub15ピンのアナログ接続用である。

 USB2.0ハブ機能も搭載し、正面に向かって左側面にUSBコネクタ×2がある。コネクタ周辺のスペースに余裕があるので、USBメモリやiPod Shuffleなども装着しやすい。前面下部の操作ボタンには、静電容量式のタッチセンサーを採用している。この辺りの仕様も、S2110Wと同じだ。

ディスプレイフレームの背面下部にDVI-I×2とUSB2.0アップストリームポート(左)、左側面にUSB2.0ダウンストリームポート×2(右)がある
S2110Wと同様、操作ボタンには静電容量式のタッチセンサーを採用した
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