操作性はかなり良好だ。再生したいメディアタイプを選択し、HDDのフォルダを辿って再生ファイルを選択していくだけ。ファイル一覧画面で再生ボタンを押すと、フォルダ内の先頭のファイルからの再生となってしまうなど、決定ボタンと再生ボタンの挙動が異なっていたのは若干とまどったが、使い分けができると理解するようにしたい。
ちなみに決定ボタン/再生ボタンのどちらで再生を開始しても、1つのファイルの再生が完了すると次のファイルの再生を開始するようになっている。基本的には連続してファイルを再生する仕様だ。
ファイル一覧では「前へ」「次へ」ボタンでページスクロールが可能で、「巻戻し」「早送り」ボタンで先頭/最後のファイルへの移動もできる。さらにファイル一覧画面では「停止」ボタンで1つ上のフォルダ階層に移動でき、フォルダの階層移動も楽だ。
再生中に「情報」ボタンを押すと再生中の位置など含め詳細なファイル情報が確認可能で、早戻し/早送り再生時などは「x倍速早送り」といったようにオンスクリーン表示も行われる。
上下キーを押しっぱなしでの連続スクロール操作はさほど高速ではない印象だが、ほかのボタンを利用した操作性がおおむね良好なので、ファイル選択操作時にいらいらするといった負のイメージは感じなかった。
なお、DVD-VideoのISOイメージもそのまま再生可能だ。家庭用HDD/DVDレコーダーである東芝「RD-XS57」で2層DVD-R DLメディアほぼいっぱいになるようにダビングし、ISOイメージファイル化した約8.5Gバイトのファイルも問題なく再生できた。もちろんメニュー操作にも対応している。
音楽再生時には少し操作体系が異なり、現在再生している楽曲を再生したまま、次に再生したいファイルを指定することもできるようになっている。
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