そんなこんなで、最近ふさぎ気味の彼に、救いの手を差し伸べたのが、同僚の若手記者「I」であった。倉庫の中でこんなことやこんなことをして遊びほうけている「彼」に代わって、「I」はこんな連載や、こんなグッズネタを取りまとめてPCUPdateのアクセス数を支えている、それはそれはしっかりした若者である。
そんなしっかりモノの「I」が、「これでも使って元気出してください」と渡してくれたのが、DIGITAL COWBOYの「ACRYLIC COWBOY」だ。サブタイトルに「自作ユーザー向けPCケース」とあるだけでなく(通称まな板)とかっこ付きでニックネームまでつけられている。
しかし、名は体をあらわす、とはよく言ったもので、ACRYLIC COWBOYが何物であるかは、そのサブタイトルがすべてを物語っているし、どういう形態をしているかはかっこ付きの“通称”がうまく表現している。
自作ユーザー向けだけあって、ACRYLIC COWBOYも自分で組み立てなければならない。しかし部品はわずか12ピース。それにネジが9個+マザボ用スタンドネジが6個。ネジは六角レンチで締め付けるが手回しも可能。工具なしでも十分組み立てられる。で、組み立ててみた。説明書も見ずにいきなり作業開始。しかし、PCケースを見慣れたユーザーなら組み立て説明書は無用、っと、なんかおかしいぞ。
初期不良か?無償交換か?ということではない。実は、可動式のプレートが1枚はさまれる部分があって、そのために、1本の柱だけほかより短くなっているのだ。で、その部分にプレートをはさみこんで「まな板」は完成した。工作に要した時間、わずか3分。
スモークのアクリルパネルとシルバーのアルミで構成された「まな板」は、ちょっとおしゃれだ。こんなおしゃれなインテリアを「まな板」と読んでしまっていいのだろうか。いや、そもそも、バルクのパーツを配置してしまっていいものだろうか。
使っているテストパーツを「早速」載せてみた。DIGITAL COWBOYも資料の中で「EASY ACCESS! フルオープン構造のため、パーツの抜き差しを繰り返す検証用PCに最適!」と紹介してくれていることだし。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.