SYSmark2004は日本語OS環境で実行すると、Office Productivityでは必ずエラーがでてしまい完走しない(BAPCoのWebサイトでは“別の言語に変えて実行せよ”という指示が示されている)。このため、今回はInternet Contents Creationの結果のみを掲載する。
1.66GHzで動作するYonahの結果は、ほぼ同じクロック動作のPentium M 745のスコアから50も上がり、3GHzのPentium 4 630をも上回っている。Yonahでは、新たに「SSE3」に対応するなど、メディア関連データの処理性能が強化されるといわれている。この結果はそれを証明するものと言っていいだろう。
TMPGenc XpressでMPEG2 8MbpsをWMV 3Mbpsにトランスコードするのにかかった時間を計測し、フレーム数をその計測した時間で割ったフレームレートを比較してみた。この結果でも、Pentium M 745はもちろんのこと、3GHzのPentium 4 630をも上回っている。さすがにデュアルコアで2.8GHzのPentium D 820には勝ててはいないが、それでも、ほぼ肩を並べている。ノートPCとしては十分すぎる性能を持っているといえるだろう。
PCMark05の総合スコアであるPCMark、およびCPUに関しても1.66GHzのYonahを搭載したLaVie RXが、Pentium 4 630やPentium M 745を搭載した自作PCを上回った。とくに、総合スコアのPCMarkでは、HDDの速度も影響してくるため、5400rpmのHDDを搭載しているLaVie RXにとっては不利なテストであるはずだが、1万回転のHDDを利用しているシステムを上回っているのは特筆に値する。
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