5分で分かった気になる、12月のアキバ事情2005年12月(3/4 ページ)

» 2005年12月27日 23時34分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

SLIで盛り上がり、デュアルコアCPUでターン〜2005年上半期

 2005年最終月ということもあり、ついでに1年間を振り返ってみたい。

 2004年末から2005年明けには、NVIDIAのSLI関連製品に注目が集まった。2004年10月にSLI対応のGeForce 6600GT製品が出回りはじめ、同年11月にSLI対応チップセット「nForce4 SLI」搭載マザーが登場した。しかし、肝心のグラフィックスカードが潤沢に出回るには年明けを待たなければならなかった。

photo 2005年1月に登場したLeadtek「WinFast PX6800GT TDH 256MB」(左)、ギガバイト初のSLI対応マザー「GA-K8NXP-SLI」も1月に登場した(中)、1月末にはDFIからオーバークロック仕様のマザー「LANParty NF4 SLI-D」がリリースされた(右)

 4月23日には、「Windows XP Professional x64 Edition」が登場した。64ビットで動作するOSをサポートするAMD「Athlon 64」は2003年9月からアキバに出回っており、パワーユーザーにとって64ビットを有効に使えるOSが待ち望まれていた。。そんな中の登場とあって、アキバでは久しぶりの深夜販売イベントが敢行され、熱心なパワーユーザーが深夜アキバに詰めかけた。

photo x64 Edition深夜イベント時にもっともユーザーを集めたTSUKUMO eX.前(左)、T-ZONE.PC DIY SHOPやドスパラ秋葉原本店、クレバリー2号店、PC-Success 2号店も深夜販売を行った。アキバには深夜ながら200名前後が集まった(右)

 Windows XPの新バージョン登場とともに、アキバで春頃から噂になったのが“デュアルコアCPU”。こちらはまずインテルから登場した。5月26日に新たなモデル「Pentium D」がアキバにもデビューした。

 AMDのデュアルコアCPU「Athlon 64 X2」は、Pentium Dの3週間後となる6月18日に一斉発売となった。4800+/4600+/4400+/4200+が勢揃いしたが、とくに人気を集めた4800+は当日のうちに売り切れ、4400+も品薄状態が続いた。

photo 5月末にはPentium D 820(2.80GHz)と830(3GHz)が出回り、1週間後に840(3.20GHz)が店頭に並んだ(左)、こちらは「Athlon 64 X2」(右)。写真内左から4800+/4600+/4200+。これを撮影したドスパラアキバ店では、当日の午後1時の時点ですでに4400+が売り切れてしまっていた

ハイエンドなグラフィックスカードが続々登場、そしてTX&ヨドバシ&アキバブーム〜2005年下半期

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー