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» 2005年12月28日 03時55分 UPDATE

CPU:きょうはいろんな意味で最高峰な「Pentium Extreme Edition 955」の性能と効率をチェックした(前編) (1/5)

インテルは1月中に65ナノメートルプロセスルールを採用した「Pentium Extreme Edition 955」を出荷する予定。FSBクロックが1066MHzに引き上げられた「デュアルコア×ハイパースレッディング=4つの論理コア」CPUと「Intel 975X」搭載マザーを使って“Presler"の「性能と効率」を検証する。

[笠原一輝,ITmedia]

あらゆる意味で最強スペックのPentium Extreme Edition 955

 Pentium Extreme Edition 955(以下Pentium XE 955)は、Presler(開発コード名プレスラー)と呼ばれる65ナノプロセスルールのコアで作られている。Preslerは、現在のPentium Extreme Edition 840(以下Pentium XE 840)やPentium D 8xxシリーズに利用されている90ナノプロセスルールのSmithfield(開発コード名スミスフィールド)に比べると、それぞれのコアに用意されているL2キャッシュの容量が1Mバイトから2Mバイトに引き上げられ、コア全体で4MバイトのL2キャッシュが用意されている。

 また、プロセスルールの微細化により、動作クロックの引き上げが可能になり、Pentium XE 840が3.2GHzで動作していたのに対して、Pentium XE 955の動作クロックは3.46GHzとなった。動作クロックが3.46GHzに達したのは、FSBクロックがPentium XE 840までの800MHz(200MHzのクアッド)から1066MHz(266MHzのクアッド)へ引き上げられたためだ。これまでもシングルコアのPentium 4 Extreme EditionでFSBクロック1066MHzを採用していたが、デュアルコア製品としては初めて1066MHzを実現したことになる。

 また、Preslerコアを採用したことで、ほかにも新しい技術が採用されている。具体的には“VT”と呼ばれる仮想化技術のサポートはそれにあたる。すでにインテルはVTをサポートしたCPUとして、Pentium 4 672(動作クロック3.8GHz)、同662(同じく3.6GHz)をリリースしているが、Extreme EditionにラインアップではPentium XE 955で初めてVTが実装された。

 VTに対応するソフトウェアに関しては、すでにVMWareが「VMWare Workstation V5.5」でサポートを開始している。両者の組み合わせで、より信頼性の高い仮想化環境を利用することが可能になった。

 なお、熱設計消費電力(TDP)は130ワットと、従来のPentium XE 840と同等になっている。動作クロックやFSBクロックが速くなったのにTDPが変わっていないのは、プロセスルールが65ナノにシュリンクされたおかげを考えられる。

ブランドプロセッサナンバ動作クロックFSBクロックL2キャッシュL3キャッシュ物理コア数
Pentium Extreme Edition9553.46GHz1066MHz2Mバイト×2-2
8403.2GHz800MHz1Mバイト×1-2
Pentium 4 Extreme Edition-3.73GHz1066MHz2Mバイト-1
-3.46GHz1066MHz512Kバイト2Mバイト1
-3.4GHz800MHz512Kバイト2Mバイト1
-3.4GHz800MHz512Kバイト2Mバイト1
-3.2GHz800MHz512Kバイト2Mバイト1

ブランドVTHTEISTEM64TXDソケットプロセスルール
Pentium Extreme Edition-LGA77565ナノメートル
-LGA77590ナノメートル
Pentium 4 Extreme Edition--LGA77590ナノメートル
----LGA775130ナノメートル
----LGA775130ナノメートル
----Socket 478130ナノメートル
----Socket 478130ナノメートル
 Pentium Extreme Edition、Pentium 4 Extreme Editionのスペック比較
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