1月はインテル新CPUとRADEON X1900シリーズといった大物の登場で話題も豊富だったが、単発でも人気を博したり、ユーザー・店員の注目を集めたアイテムも多かった。今回は通常号ではボツにしたが、そうするには惜しかったモノらをここで紹介していこう。
2006年、一番最初に入荷した新製品は何か。Intel Core DuoやPentium Dが浮かぶが、これは不正解だ。アキバではショップの店員以外、誰もが休暇中だった思われる1月1日、元旦に登場した2006年一発めの製品がアイ・オー・データ機器「どこでもいっしょ USB2.0メモリー」なのである。
メーカーサイトでも「1月1日全国一斉発売」をうたっており、アキバではドスパラ秋葉原本店などが扱っていた。同ショップは「普段は目立つ製品ではないですが、ほかに新製品がないので、お客の注目は集めていたと思います」と、タイミングの妙をなんとなくたたえる。
ほか年末年始に入荷され、店員の記憶に残っていた製品として、なぜかNTT-ME製無線LANルーター「EG-ER50K」もある。中古パーツショップだけでなく、多くのPCパーツショップにも入荷されており、2000円、3000円ほどの激安価格で販売していた(そして、1月末現在も売られている)。
突然こんなのが大量に入荷されたわけだが、ショップは「それほど珍しいことではありません。メーカーや代理店が不良在庫を一掃するためにショップに流すのです。今回は規模が大きくてアキバ全体に行き渡たっため、けっこう目立ったんでしょう」とのことだ。ADSLの下り速度が8Mbpsくらいの頃のモデルだが、数千円なら……どうだろう。
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