Clap Your Hands !?Weekly Access Top10

» 2006年03月08日 03時30分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

金メダルを手にしたのは、新Mac miniのバラシ記事でした。

 3月1日、日本でも発表と同時に発売が開始された新Mac mini。インテル製CPUの搭載や従来機に比べ約2.5〜5.5倍も速くなったなど、何かと話題を振りまいています。すでにインタビュー記事も掲載されるなど、しばらく人気は続きそうです。

 ところで、このところ分解ネタに目覚めた感のあるPCUPdateですが、みなさんいかがでしょう。キチンとした製品をバラバラにするとは何事かと、目くじらを立てる方もいらっしゃると思いますが、やっぱり気になりませんか、中身が。これまでと同じサイズの小型ボディに、インテルのCPUやチップセットを詰め込んだ新Mac miniの中身はいったいどうなっているのかと。同じことはThinkPad X60同T60にも当てはまります。

 そのような純粋な気持ちから新Mac miniを分解してみましたが、グラフィックスコア統合のチップセットにIntel 945GMではなく、より描画性能を強化したIntel 945GTを採用しているのがわかるなど、予想外の「収穫」がありました。なぜIntel 945GTなのか、パフォーマンスへのこだわりなのか、製造ロットによって違うのか、あるいはCore Imageへの対応なのかと、深読みをさせてくれるのがいかにもアップル製品らしく、ドライバーを握りながら微苦笑させられてしまいました。

 これらの分解記事と並んで、個人的に非常に気になっているバンドがあります。昨年米国でデビューしたばかりの「Clap Your Hands Say Yeah」です。レコードやCDのジャケ買い(中身を全く知らず、ジャケットだけを見て買ってしまう衝動行為)ならぬ、バンド名買いをしてしまったのです。人を食ったバンド名をはじめ、やる気のなさげなジャケットもポイントでしょう。意味不明な歌詞や投げやりな歌い方は初期R.E.M.を彷彿とさせるもの。最後の曲も終わりが唐突で期待に応えてくれます。思わず深読みしたくなりますが、彼らのインタビュー記事を読む限り、それはどうやら無駄なようです。

 そう、何事も深読みは避けたいものです。仕事も遊びも。直近では、3月9日にCeBITでお披露目されると言われているMicrosoftの「Origami Project」が深読みしたくなる対象ですが、果たしてその実態はどうなのでしょうか。思わず「手を叩きたくなる」ブツだとよいのですが。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー