ピクセラは3月29日、ノートPC向けの地上デジタル放送対応チューナー2モデルを開発し、順次OEM出荷を開始すると発表した。開発されたのは、Mini PCI接続タイプの12セグメント用地上デジタル放送対応TVキャプチャーカードと、PCカードタイプのワンセグ放送対応カードの2モデル。
Mini PCIタイプはRfStream製シリコンチューナー「TW-1000ST」を搭載し、ハイビジョン映像の視聴、録画、再生に対応する。ハードウェア/ドライバ/HLデコーダ(VA機能付き)/BMLブラウザ/アプリケーション「StationTV Digital」をセットで提供する形態となる。小型・低消費電力・低発熱化を実現し、搭載スペースが限られ、厳しい熱管理が求められるノートPCに適した設計となっている。
PCカードタイプはワンセグ視聴ソフト「StationMobile」と、ARIB(社団法人電波産業会)の標準規格に準拠したモデルとなり、動画/字幕/EPG/データ放送/音声に対応する。ハードウェア/ドライバ/H.264デコーダ/AAC・AAC-SBRデコーダ/「StationMobile」をセットで提供する形態となる。
2006年4月1日より開始する地上デジタル放送の携帯電話・モバイル端末向けサービス「ワンセグ」。対応機器としてNTTドコモ「P901iTV」やau「W33SA」「W41H」、ノートPCではソニー「VAIO type T」などが発売されている。ノート向けとして容易に搭載が可能なインタフェースを採用する同2モデルのリリースにより、出荷時で標準搭載となるモデルが今後増えてくると想定される。
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