今週木曜、BFG Technologies製GeForce 7900 GTX搭載グラフィックスカード「GeForce 7900 GTX OC PCI-E 512MB」がアキバ複数のショップに入荷した。価格は7万8000円前後で、在庫は少数。
GeForce 7900 GTX OC PCI-E 512MBは、コアクロックとメモリクロックをともに20MHzアップ、それぞれ670MHzと820MHzに引き上げられたモデルだ。デュアルリンク対応のDVI-Iを2基搭載し、2段分のブラケットを使う冷却システムを採用するる点はリファレンス通り。なお、同社製のTシャツが付属する。
2週間前の3月中旬に登場したeVGA「e-GeForce 7900 GTX SUPERCLOCKED」に比べると、オーバークロック度合いは少ないが、今回入荷したショップではなかなか好調に売れているという。
パソコンショップ・アークは「GeForce 7900/7600シリーズは、最上位の7900 GTXにやはり注目が集まります。入荷したら週末には売り切れてしまうような状態ですね。価格はそれなりですが、価格に見合った性能が期待できると考えるユーザーが多く、いままでのハイエンドグラフィックスカード登場時と比べても売れ行きがよいのです」と話す。なお、複数のメーカーが同GPU搭載製品を投入しているが「オーバークロックモデルという響きだけで注目されます」(T-ZONE.PC DIY SHOP)とのことだ。
製品 | BFG Technologies「GeForce 7900 GTX OC PCI-E 512MB(BFGR79512GTXOCE)」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 7万6623円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 7万7580円 |
パソコンショップ・アーク | 7万6800円(売り切れ) |
なお、さらにハイエンドなGeForce 7900シリーズ搭載Quad SLIマシンへ羨望のまなざしを送るユーザーも多い。
ショップブランドPCとして、Quad SLI構成のマシン「Prime A Galleria64 Quad SLI」の出荷を今週から開始したドスパラ秋葉原本店では、59万9800円と近年のPCとしてはかなり高価格でありながらもその日のうちに入荷分が売り切れた。なお、時期発売は未定ながら予約は継続して受け付けている。
同ショップは「高額なのでほとんどのユーザーによって高嶺の花かと思っていましたが、予想以上の反応に驚きました。性能が伴えば、今でも60万円近いPCが売れるのです!」と興奮する。このモンスターマシン……買える人がうらやましい。
なおQuad SLIマシンはMCJもG-Tuneブランドにて3月13日から注文を受け付けており、秋葉原のアンテナショップとなるMCJ秋葉原ダイレクトショップにも問い合わせが相次いでいるという。「MCJ史上もっとも高額のマシンだけあり、気合い入りますよね。発表当初からすでに数件の注文を受けています」とのこと。
なお、Quad SLI対応グラフィックスカードの単品発売は予定されていない。当初、単体発売の可能性もあると話していたドスパラ秋葉原本店は「絶対数の不足もありますが、発売するとしてもGPUが正式発表されたあとになります」という話だ。
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