3月は上記の大物パーツの話題で持ちきりだったが、ほかにも局所的に注目を集めてたパーツも多かった。特に冷却系パーツに、見た目も面白いアイテムが多く発見できた。
FM-03シリーズは5インチベイに装着するタイプのファンコントローラだ。アナログ表示タイプの円形温度メーター、USB 2.0×2とIEEE1394×1、そして無線タイプの電源スイッチ機構を備えている。注目は、クルマのキーレスエントリーシステムのようなこの電源スイッチである。PCの電源を半径10メートルの範囲でワイヤレス制御できる。
3月第3週にはサーマルティクの冷却パーツ向けブランドThermalrightから「HR-01」というCPUクーラーシリーズが登場した。ファンレスタイプにて、別売りのファンダクト「HR-01 120mm FAN DUCT」を装着することによりヒートシンクが吸い上げたCPUの熱を直接背面に導き、廃熱できる。
高速電脳は「効率的な冷却にはケース内の換気が重要です。熱がケース内に拡散しないのはよさそうですよね。上手に使えばケース背面ファンなども不要で、静音化にも貢献できそう」と推す。
3月第4週には、RADEON/GeForce双方のグラフィックスカード対応し、巨大なヒートシンクでGPUの熱を吸い上げるグラフィックスカード用クーラー、SYTRIN「KuFormula VF1 Plus」が登場した。GPUクーラーには珍しくかなり大きいブロアーファンが付属する。価格は5000円前後。なおブロアーファンなしの「KuFormula VF1」も出回っており、こちらは4000円前後。
パソコンショップ・アークは「グラフィックスカードと離れた場所から風を当てられる貴重なアイテム。ケース内の空気の流れも計算して設置できるので、排熱の効率が確実に上げられるでしょう」と話す。
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