1位 声に出して読みたいWindows Vista 日本語版の日本語
2位 PCも“AQUOS”ブランドへ──シャープ、「インターネットAQUOS」を発表
3位 Mac OS Xで作業しながらGyaOを見る、は本当か?――「Parallels Workstation」を検証する
4位 「揚天」に「旭日」──レノボ“中国”最新PCラインアップは面白い
5位 W-ZERO3もノートPCも“どこでもTV”──米国発のロケフリもどき「Slingbox」を試す
8位 ショック……Boot Campで分かった「Windows XP vs Mac OS X」対決の衝撃的な結末とは?
9位 省電力とメニーコアのその先になにを見る──IDF Spring 2006雑感
10位 松下、PC用Blu-rayドライブを発表──OEM向けにはスリムドライブも投入
先週はビル・ゲイツ氏来日の記事を筆頭に、PC夏モデル、Mac、ちょっとアレなUSBネタに注目が集まりました。以上。
で、個人的にはTOP10の末席にランクインした松下のPC用Blu-rayドライブの記事に注目しました。このほかにもアイ・オーのBlu-rayドライブやTDKのBD-R/BD-REメディアの記事を読んで少しだけドキドキしてみたりもするのですが、価格を考えるとやはり「次世代」はとうぶん先の話だなあと思うのです。10万円超ですか、そうですか。
一方、次世代記録型ドライブの出荷時期がささやかれていた頃から、その情報の露出頻度に反比例して現行の記録型DVDドライブは価格を下げていたようです。ITmedia +D Shoppingを見ると、2層DVD±R対応のDVDスーパーマルチドライブが普通に5000円以下で売られていたりします。安い。
ところでRAM2規格はどうなったんでしょうか、と某ライターさんにメッセンジャーで話しかけたら「知らない」と一言。いや、DVD-RAMに12倍速で書き込めるやつですよ、先月日立マクセルからメディアが出てもう1カ月経ちますけど、そうそう、東芝製のドライブ(SD-R2212)で使うとメディアが高速回転したまま排出されてまるで気円斬みたいらしいですよ――となおも話を続けようとしたら、「12倍速。へぇ、そうなんだ。で?」というかなり温度差のある反応をされてしまいました。もしかしたら私の個人的な問題(嫌われている)かもしれませんが。
そういえば、各社から2006年のPC夏モデルが出そろいましたが、スペックを見るとDVD-RAMの記録速度は5倍速どまりでRAM2ディスクに対応したドライブを搭載する機種が見当たらないことに気付きます。価格が極端に高いわけではないし、フラッグシップにはHD DVDやBlu-rayを採用したモデルもあるのに、ちょっと不思議です。というわけで、編集部に転がっていた12倍速DVD-RAM記録対応ドライブを並べて何となくベンチマークテストをしてみました。
試用したのは以下の製品。
また、12倍速メディアはほかに選択肢がないので、日立マクセルの「DRM47D.1P」を使い、12倍速と5倍速の比較のために、同じく日立マクセルの5倍速DVD-RAMメディア「DRM47C.1P」も試しました。なお、テストに使ったPCのシステム構成は、CPU:Athlon 64 3200+(2.0GHz)、チップセット:NVIDIA nForce4 SLI、メモリ:DDR SDRAM 1024Mバイト(PC3200)、HDD:Serial ATA 250GB(HDT722525DLA380/7200rpm)。
どちらも5倍速メディアに比べると半分、あるいはそれ以下の時間で書き込みができ、体感でもはっきりと違いが分かります。SW-9587を採用したDVR-ABM16Gはドラッグ&ドロップの結果を見るとやや遅めですが、それでも約25分も短縮されています。DVDスーパーマルチとBlu-rayはそもそも用途が違うだろうという声には耳をふさいで、もうしばらくはこれでいいやという気もしてきました。宗教上の理由でDVD-RAMの利用を禁止されていたり、RAMディスクの表面の模様が生理的にイヤという人以外は、RAM2対応ドライブを買ってみるのもよいのではないでしょうか。
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