4月はアキバのPCパーツショップで移転や、リニューアルが相次いだ。
2006年2月末に一時閉店し、メッセサンオー新館のある場所に移ったPCゲームに強いショップ「PC CHAOS」の跡地に、ワンネスおよび同店のジャンクパーツ店舗が移転し、同日より営業を開始した。
移転後は以前よりやや狭くなったものの従来通りの品揃えを維持し、毎週のようにジャンク品や注目パーツの特価品も見つかる。店員氏は「移転後の感触はゴールデンウィークの結果を待たないと何とも言えないですね。秋葉原駅からちょっと遠くなりましたが足を運んでもらえればと思います」と話す。
なお旧ワンネス跡地に入るショップは、2006年4月末現在ではまだ未定。ただし改装中の跡地を覗いてみると、レンタルビデオショップなどでよく見かける、映画DVDなどを並べるような棚が多数並んでいた。このことからPCパーツのショップが入る可能性は低そうだと考えられる。
4月29日には、フェイス秋葉原本店が大がかりに改装され新装オープンした。これまで倉庫に用いていたスペースを含めて1階を大きく拡張し、かわりに2階スペースを倉庫にしたとのこと。
同店は「前に比べて総売り場面積そのものは狭くなりましたが、1フロアを広くとることで目的のものを見つけやすく、買い物もしやすくなります。この新しいフロアではショップブランドPCの販売をメインにしていきます。法人需要ももっと満たせるような店づくりを目指しました」という。
従来通りのコンシューマ向けPCパーツはもちろん今後も店頭に並ぶが、ビジネス・オフィス層向け製品の比率を強化した背景には「産学連携」で街の活性化を図る駅前再開発の影響もあるという。これら秋葉原の新オフィスに新たに入る企業向けとして、一括での大量導入も望めるオフィス向けPCの拡販を狙う考えだ。
3月24日にMSIの「945GT Speedster Plus」が登場して以来、Intel Core Duo/Core Soloに対応するマザーボードが続々と登場した。4月中旬まではごく少数が入荷し、当日のうちに売り切れるというパターンが続いていたが、現在はそこそこの種類の製品潤沢に出回るようになっている。
4月末現在でもっとも入手しやすいのは、Intel 975Xチップセット搭載ATXマザー、AOpen「i975Xa-YDG」だ。2基のPCI Express x16を使ってCrossFireが構築できる特徴を持つ。俺コンハウスやT-ZONE.PC DIY SHOPでは多い時期で数十枚の在庫が確保され「ゴールデンウィーク中も“売り切れで買えない”ことはないようにします」(T-ZONE.PC DIY SHOP)という。
i975Xa-YDGの下位モデルとなる、Intel 945GTチップセット搭載のAOpen「i945GTm-VHL」も4月の第3週に登場した。各店舗の入荷数はやや少数ながら取り扱い店舗が多く、こちらもゴールデンウィーク後半でも入手できる可能性は高いだろう。価格は2万9000円前後。
ほか、ASUS製のIntel 945GMチップセット搭載microATXマザー「N4L-VM DH」も比較的潤沢に出回っている。インテルのAVマシン向けプラットフォーム「Viiv」への対応をうたうのも特徴だ。価格は2万円ほどと、ほどほど入手しやすい価格であることもあり、Intel Core Duo対応マザーにおいて一番人気に挙げるショップが多かった。なおギガバイト製マザーも近日中に入荷される見込みだ。
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