今週も水冷関連アイテムが続々と登場し、アキバ各ショップの店頭はますます夏らしくなってきた。木曜日には3Rシステムの水冷キット「POSEIDON WCL-04」が登場。価格は2万4000円前後で、在庫は潤沢だ。
POSEIDON WCL-04は、ラジエーター兼ポンプをPCケースの外側に置くタイプの水冷キットで、筐体サイズは(幅)200×(奥行き)485×(高さ)70ミリ。CPUブロックを1基備えており、アタッチメントを付け替えてLGA775やSocket 478/754/939/940で利用できる。組み込み済みで出荷しており、導入時に水漏れが起きる可能性は低い。
最大の特徴は冷却性能が600ワットと高いところだ。PC組込型でシリーズ最上位のモデル「POSEIDON WCL-02Cu」が230ワットであることを考えると、格段に高い冷却性能が期待できる。なお、動作音の公称値は26デシベルとなっている。
すでに数台を販売したショップもあり、出だしの売れ行きはまずまずの様子。PCパーツショップ・CUSTOMは「梅雨前にこれだけ売れているので、夏が来れば大ヒットする可能性は高いですね。POSEIDONといえばビギナー向きというイメージがありましたが、WCL-04ならオーバークロック志向のユーザーの人気も得られると思います」と声を弾ませる。
製品 | 3Rシステム「POSEIDON WCL-04」 |
入荷ショップ | |
PCパーツショップ・CUSTOM | 2万3800円 |
クレバリー1号店 | 2万4144円 |
高速電脳 | 2万4800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 2万4800円 |
また、水曜日にはSAPPHIREの水冷型グラフィックスカード「TOXIC X1900 XTX」が複数ショップの店頭を飾った。価格は9万〜10万円で、在庫は少数。
TOXIC X1900 XTXはRADEON X1900 XTXを搭載するPCI Express x16タイプのカードで、GPUの冷却に水冷システムを採用している。ラジエーター兼ポンプは拡張カードと分離しており、任意のブラケットを選んで固定できる。PCI-Express x16スロットの周囲に余裕がないマザーボードでも、空きを見つけて搭載できるのが特徴だ。
TOXIC X1900 XTXを入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「店頭に花を添える縁起物として1台入荷しました。良い製品なのは確かですが、高価なのですぐに売れるとは考えていません」と、話す。
ほかのショップでも売れたという話は聞かなかったが、ユーザーの注目度は高いとのこと。夏本番までのブレイクに期待しているようだった。
製品 | SAPPHIRE「TOXIC X1900 XTX」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 8万9223円 |
高速電脳 | 9万4800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 9万9800円 |
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