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» 2006年05月22日 13時00分 UPDATE

「どこでも3D MMORPGを楽しみたい!」オンラインゲーマーにうってつけ──デル「XPS M1210」 (1/3)

シルバーでまとめたシンプルな筐体デザインとこのサイズのノートPCで随一のハイスペックで「通な」ユーザーから注目されている「XPS」ノートPC。先日の「XPS M1710」に続いてモバイルを意識した「M1210」が登場した。

[富永ジュン,ITmedia]
kn_m121zen.jpg XPS M1210

 デルの「XPS M1210」は、12.1インチワイド液晶を搭載したB5モバイルノートPCだ。デルの個人向けハイエンドブランド「XPSシリーズ」におけるモバイルを意識した製品で、日本においてはシリーズ第1弾となるエンターテイメントデスクトップ「XPS 600」、ゲーマー向けデスクノート「XPS M1710」に続くシリーズ第3弾となる。

 このようにM1210は「XPS」シリーズではあるが、デルの全体的なラインアップとしても個人と中小企業向けノートPCブランド「Inspiron」にラインアップされていたB5モバイルマシン「Inspiron 710m」の後継という位置付けになる。パフォーマンスに関わるパーツこそ最新のものに置きかえられているものの、デザインや基本的な仕様はほぼ同じだ。

 液晶ディスプレイを開くと12.1インチワイド、最大解像度1200×800ドットのTrueLife光沢液晶とシルバーだけど落ち着いた色調のベゼル、キーボード、パームレストはInspiron 710mと見まごうばかりだ。しかし、細かな部分ではしっかりと手が加えられている。

 最も分かりやすいのは、パームレストの手前に配置されたマルチメディアプレーヤーの操作や音量調節ができるボタンだ。光沢のあるシルバーのボタンに電源を入れると青くLEDが輝くなどデザインに華やかさが加わった。Inspiron 710mでは天板の色もキーボードと同様にシルバーだったが、XPS M1210ではつや消しブラックの天板の中央にシルバーの「DELL」ロゴが配置され、ヒンジ部分にもXPSロゴをあしらったシルバーの帯がつけられた。

 インタフェースにも改善が施されている。Inspiron 700mでSDメモリカードだけに対応していたメディアカードスロットは本体右側面の光学ドライブの下に位置を変え、SDメモリカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックPRO、xDピクチャーカードの5種類に対応した5-in-1カードスロットに変更された。

 目新しいのは筐体内蔵カメラがBTOオプションとして用意されたことだ。このオプションを選択すると、ディスプレイ上部中央に360度回転するWebカメラが取り付けられ、動画と静止画の撮影やビデオチャットなどで手軽に利用できる。このカメラを利用するために、動画と静止画の撮影のほかカメラ設定やビデオ電子メール作成が可能なユーティリティソフト「Logitech QuickCam」がバンドルされる。

kn_m121logo.jpgkn_m121came.jpg XPSの系譜たるデザインは天板のロゴにも表れている。液晶ディスプレイの上に取り付けられたカメラは有効画素130万画素のCMOSを採用。動画は640×480ドットで、静止画は800×600ドットでそれぞれキャプチャーできる

「Intel Core Duo T2500」「NVIDIA GeForce Go 7400」が選択可能

 12.1インチクラスのノートPCは携帯性を重視してスペックを抑えた製品が多いが、XPS M1210はCPUに動作クロック2GHzの「Intel Core Duo T2500」を、グラフィックチップに「NVIDIA GeForce Go 7400」を、そして、メモリにDDR2-667MHzのSDRAMを最大4Gバイトまで搭載できる。同様のスペックを持つ製品に13.3型液晶ディスプレイを搭載したソニーのVAIO type Sオーナーメイドモデルがあるが、それよりも一回り小さいサイズにこれだけのハイエンドパーツを詰め込んでいるのは高く評価できる。

 もちろんBTOではエントリークラスのパーツ構成も可能だ。CPUはIntel Core Duo T2500(動作クロック2GHz)、同T2300(同1.66GHz)、Celeron M 420(同1.6GHz)、同410(同1.46GHz)の4種類、グラフィックチップもNVIDIA GeForce Go 7400とIntel GMA 950(チップセット内蔵)の2種類から選択できる。メモリはDDR2 -533MHzもしくは667MHzのSDRAMを512Mバイトから4Gバイトまで、HDDは5400rpm、および7200rpmのSerial ATA対応ドライブが80、100、120Gバイト(120Gバイトは5400rpmのみ)の合計5種類用意されている。予算とユーザーの必要に合わせて幅広いパーツ構成が可能なのはBTOを基本とするデルならではと言える。

kn_m121mae.jpgkn_m121bach.jpg

kn_m121left.jpgkn_m121migi.jpg 筐体の前面にはメディアプレーヤーコントロールボタンが配置され、背面には有線LANのコネクタが用意されている。USB 2.0は左右に分かれて搭載されるなど使い勝手は良好。光学ドライブは右側面に内蔵する

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