NECディスプレイ、国産パネル採用の21.3インチUXGA液晶

» 2006年06月20日 12時31分 公開
[ITmedia]

 NECディスプレイソリューションズは6月20日、プロフェッショナル向きとなるUXGA表示対応21.3インチ液晶ディスプレイ「MultiSync LCD2190UXi(BK)」(以下「LCD2190UXi」)、およびスタンダードモデルの「MultiSync LCD2190UXp」「同 LCD2190UXp(BK)」(以下「LCD2190UXp」)の計3製品を発表、6月26日より発売する。価格はLCD2190UXpが15万3300円、LCD2190UXiが20万7900円(税込み)。

photo LCD2190UXi(BK)(左)、LCD2190UXp(中)、LCD2190UXp(BK)(右)

 LCD2190UXiおよびLCD2190UXpは、双方とも1600×1200ドット(UXGA)表示に対応する21.3インチ液晶ディスプレイで、LCD2190UXpはパネルとしてNEC液晶テクノロジー製SA-SFT液晶パネル「NL160120BC27-14」を採用するプロユースモデル、LCD2190UXpは搭載パネルをSPVAとしたスタンダードモデルとなる。表示スペックはLCD2190UXiが応答速度20ms(中間階調域10ms)、輝度250カンデラ/平方メートル、コントラスト比500:1。LCD2190UXpが応答速度16ms(中間階調域8ms)、輝度300カンデラ/平方メートル、コントラスト比1000:1となる。視野角は双方とも上下/左右178度。

 独自開発による専用画像処理ICを搭載。画面の輝度ムラ、色ムラおよびガンマを5段階で補正できる「ムラ補正機能」、中間階調域での応答速度を向上させる「レスポンス・インプルーブ回路」のほか、12ビットルックアップテーブルによりきめ細やかな階調表現を可能とする「12ビットガンマ補正機能」を備える。また、同社製キャリブレーションソフト「SpectraNavi」(8月7日発売予定)に対応、別途カラーセンサーを用いることでハードウェアキャリブレーションを行なえる。

 その他の機能として、室内の明るさに応じ輝度を自動調節する「オートデミング機能」、周囲が暗くなると自動でパワーセーブモードに入る「オフモード」なども利用できる。

 狭額仕様の筐体を採用、ベゼル幅は左右が14.9ミリ、上下が16.6ミリ。ディスプレイを回転させ、タテ画面表示を行なうピボット機能にも対応する。インタフェースはDVI×2(DVI-I×1、DVI-D×1)、アナログD-Sub×1の計3系統を装備。本体サイズは464.8(幅)×247.3(奥行き)×424.8〜574.8(高さ)ミリ、重量は約10.9キロ(LCD2190UXpは10.7キロ)。

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