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» 2006年07月27日 13時00分 UPDATE

Intel Core 2 Duo搭載可能な BTXデスクトップが早くも登場──デル「Dimension 9200」 (1/2)

本日「正式発表」のデュアルコアプロセッサ「Intel Core 2 Duo」を搭載できるデスクトップPCが早くも登場。BTXフォームファクタを採用したミドルタワーPCで幅広いBTOオプションと優れた拡張性が特徴だ。

[富永ジュン,ITmedia]
kn_d92zen.jpg ミドルタワーのBTX PC「Dimension 9200」

 デルの個人・SOHO向けデスクトップ「Dimension」シリーズには、エントリークラスを対象としたコンパクトなATXマシン「Dimension 3100C」、高い冷却効率を持つBTXフォームファクタを採用したミドルレンジ向けコンパクトマシン「Dimension 5150C」、ミドルタワーケースで拡張性を確保したマルチメディア機能重視のハイパフォーマンスBTXマシン「Dimension 9150」の3モデルがラインアップされていた。今回紹介する「Dimension 9200」は、Dimensionシリーズの最上位モデルとなる「Dimension 9150」をマイナーバージョンアップさせた後継モデルだ。また、個人向けデスクトップ製品としては、これらの3製品の上にハイエンドゲーマー向けの「XPS」シリーズに属し、Pentium XEやSLIが利用可能なフラッグシップモデル「XPS 700」が存在する。

BTOオプションはHDDがやや物足りないがハイエンドパーツを豊富に用意

 ドライブベイは5インチ、3.5インチオープンベイ、HDDシャドウベイがそれぞれ2基ずつと前モデルと変化はない。RAIDが可能なICH-8Rを採用しているにもかかわらず、BTOメニューで選択可能なHDD構成は500Gバイト×2台で最大1Tバイトと、画像処理やデジタルホームネットワークに適したマルチメディアPCと銘打っている割には少々物足りなさを感じる。

 もちろん、Dimension 9200の上にXPS 700が用意されていて、さらなるオプションを求める場合はそちらを、という意図も理解できないわけではないのだが、パフォーマンスはさておきなにはなくとも大容量HDDを、というユーザーは意外と多いと思われるのでDimension 9200でのHDD構成の自由度を高めたほうがより魅力的な製品となることは間違いない。

 なお、マザーボード上にはSATAコネクタが4ポート用意されているので、オプションのFDDやカードリーダーを取り付けなければ3.5インチオープンベイを利用してのユーザーによるHDD増設も物理的には不可能ではない。しかし、やはりサポートが受けられるBTOオプションとして3台以上のHDD構成も用意されているほうがユーザーにとって喜ばしいことに違いはないだろう。

 主要パーツのBTOオプションは、CPUがPentium DとCore 2 Duo E6300(1.86GHz)、同 E6400(2.13GHz)、メモリはPC4200 DDR2 SDRAMを最大4Gバイト。グラフィックスカードはエントリーレベル向けのGeForce 7300LE、RADEON X1300 Proとハイエンド向けの GeForce 7900GS、サウンドはオンボードのIntel HD AudioからSound Blaster Advanced HD Audio、Sound Blaster X-Fi Xtreme Musicまでと目的や用途に合わせた構成が可能だ。OSは、Windows XP HomeEdition 同 Professional/同 Media Center Edition。

kn_d92mae.jpgkn_d92ura.jpg 評価機にはBTOで選択できる3.5インチベイ用カードリーダ(CF、メモリースティック、SDメモリーカード、MMCそれぞれに専用スリットを持つ)やTVチューナーカード、Sound Blaster X-Fi Xtreme Musicカードが組み込まれていた

Pentium Dから40%の性能アップを果たしたIntel Core 2 Duoを選択可能

 Dimension 9200ではマザーボードの搭載チップセットが従来モデルのIntel 945PからIntel 965Pに変更された。これにより、CPUのBTOオプションとしてPentium Dと比較して最大40%ものパフォーマンス向上を実現したインテル最新のデュアルコアCPU、Intel Core 2 Duoが選択できるようになったのが最大の特徴だ。

 筐体は、前モデルと同様、白とシルバーを基調としたボディに黒をアクセントとしてあしらったミドルタワーケースで、筐体上部後方の取っ手を引くだけでサイドパネルが外れる内部アクセスのよさは健在だ。筐体内部には中央に巨大なCPUヒートシンクがあり、筐体を左右に貫通するエアダクトの代わりになる穴にヒートシンク冷却用の12センチ角ファンがヒートシンクに送風することで冷却を行う。その下には8センチ角ファンが1基取り付けられており、筐体最下部のHDDシャドウベイに送風している。これら2基のケースファンのほか、375ワット容量の電源ユニット内にも9センチファンが取り付けられている。

 冷却ファンの回転数はシステム負荷に応じて変化し、アイドル時は生活騒音内ではまず気にならない程度にまで騒音が抑えられている。しかし、冷却効率を優先させた結果か、比較的負荷が軽い作業を行った場合にでもすぐにファンが高速回転に移行してしまう。結果として爆音とまではいかないもののなんらかの作業をしているときは騒音が大きい状態であることが多かった。最新パーツを豊富に搭載した代償なので仕方がないといえば仕方がないことなのだが、その点がやや気になったことを付記しておこう。

kn_d92side.jpgkn_d92naka.jpg BXTフォームファクタを採用しているのでフロントにファンが設置されるが、Dimension 9200ではその部分を一段後退させて吸気口を設け、フロントパネルで遮音することで静音性能を向上させている

kn_d92tenban.jpgkn_d92hdd.jpg Dimensionの特徴である「工具要らずのメンテナンス性」はDimension9200でも受け継がれている。天板方向のレバーを押し込むとサイドパネルが外れ、内部でパーツを支えている可動式のステーは青くカラーリングされていてどうすれば取り外せるのかすぐに理解できる
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