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2006年08月01日 10時00分 更新

文章のレイアウトが生き物のように変化:

Intel Mac時代の新スタンダード「egword Universal」 (1/2)

Mac向け日本語ワープロソフトで最も古い歴史を持つ「EGWORD」が「egword Universal」に生まれ変わった。Universal Binary化による高速処理、Cocoaベースの美しいユーザインタフェース。egword UniversalはIntel Mac時代の新しいスタンダードをめざす。

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エルゴソフトは、日本語ワードプロセッサの最新版「egword Universal」を7月28日に発売する。価格は2万9400円(税込み)。


最古のMacintosh用日本語ワープロソフトである「EGWORD」が「egword Universal」に生まれ変わった。名前が小文字になっただけではない。Mac誕生とともに産声をあげた日本語ワープロソフトは、Intel Mac対応の最新ワープロとしてコードを全面的に書き直し、1からの再出発をきったのだ(*1)。

Cocoa対応で文字表示はさらに美しく

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 egword Universalは、これまでのEGWORDとはまったく違う。開発元のエルゴソフトは、Intel Macへのネイティブ対応にあたり、同ソフトをCocoaという技術で完全に作り直している(*2)。これによりIntel MacとPowerPC Macの両方にネイティブ対応するUniversal Binary化をいち早く果たすことができた。この転換はエルゴソフトの技術力によるところもあるが、Cocoaが効率的な開発環境であることもその理由だ。オブジェクト指向のCocoaアプリケーションは、開発ペースが早いだけでなく、アップグレードなどによる機能追加もしやすくなる。今後egword Universalはこれまで以上のペースで進化することになるだろう。

 もちろんCocoa化のメリットは開発効率だけではない。レイアウトの精度と表示の美しさの向上も重要な要素だ。egwordUniversalはCocoa化と独自開発したレイアウトエンジンにより、Mac OS X の描画エンジンQuartzとOpenTypeフォントテクノロジーをフル活用し、高精度の文字レイアウトと美しい文字描画を実現している。さらに、後述するようにDTPの業界標準JIS X 4051組み版ルールをサポートすることで、 DTPソフト並みのレイアウト機能を備えた日本語ワープロソフトに仕上がっている。

 例えばMac用のWebブラウザをいくつか試してみて、結局「表示が美しいから」とSafariに戻ってしまった経験がある人は少なからずいるだろう。新egword Universalでは、あのSafari並に美しい表示が期待できる。文章を書くときに画面上の文字表示が美しいというのは、それだけで気分もよく、インスピレーションが湧いてくるものだ。

og_ergo_002.jpgog_ergo_003.jpg 美しく生まれ変わったegword Universal(画面=左)。egword Universal(画面=右上)とCarbon系のテキストエディタ(画面=右下)を比較すると、どちらも同じフォント(ヒラギノ丸ゴ)を同じサイズで表示しても、字の太さやアンチエイリアスのかかり方、そして字詰めが異なる

動作速度もスピードも大幅アップ

 また、Cocoa化とUniversal Binary化、さらにプログラムの設計を全面的に見直したことで動作速度も大幅にアップした。下のグラフはエルゴソフトが公表しているegword Universalと旧バージョン(EGWORD 14.0.3)との速度比較だ。Intel Mac上では起動やテキストを開く操作で最大5倍も速くなっていることが分かる。

 実際にMacBookで試用する限り、動作の軽快さはテキストエディタ並、まったく重さを感じさせない。CPU利用率をActivity Monitorで調べると、編集操作後のテキスト計算が終了していれば、バックグラウンド動作中は0.00%。つまり起動しっぱなしでもほとんど気にならない、というのもうれしいポイントだ。

og_ergo_004.jpgog_ergo_005.jpg egword UniversalとEGWORD 14.0.3との速度比較。Universal Binary化で、特にIntel Mac上での動作速度が飛躍的に速くなった(画面=左)。ソフト起動時のActivity Monitorの様子。使っていない間はCPU使用率0%で起動しっぱなしでも負荷にならない。これならメモ替わりに起動しておいても問題なさそうだ(画面=右)

 EGWORDシリーズはもともと、動作の軽さに重点を置いていたソフトだ。しかし、これまでは(特にCarbon系の)Mac OS X用ソフトの動作の遅さをカバーするために、見かけ上のスピードだけを速くしているところがあった。例えば長い文章の途中に新しい文を書き加える操作だ。従来のバージョンでは入力中の行だけ描画して、入力が終わった段階で書類全体を書き直していた。しかし、egword Universalでは、ソフトそのものがスピードアップしていることから、本物の動作、つまり挿入時にリアルタイムで文章全体を書き換える処理を行っている。

 また、これにあわせて画面スクロール時の再描画をリアルタイムで行う「ライブ・スクロール」仕様になった。Mighty Mouseのスクロールボールを使った縦横スクロールにも対応し、横書き、縦書きに関係なく文章を自在に行き来できる。とくに縦書き文書の横方向スクロールをサポートしているのが目を引く。

操作の結果をリアルタイムに反映

og_ergo_006.jpg ライブ・ズームでは、スライダーを左右に動かすと後ろにあるウィンドウ上の書類がリアルタイムに拡大/縮小する。この一体感がここちよい

 操作感の変更はライブ・スクロールだけではない。スピードアップの効果は文章表示に関するさまざまな設定をライブで反映するのに生かされている。例えば、表示の拡大/縮小には新たに「ライブ・ズーム」という機能が加わった。

 egword Universalのウィンドウには、ほかのワープロソフトと同じように25〜400%まで9段階の拡大率を指定でき、それとは別に「幅にあわせる」「ページにあわせる」といった項目も用意されている。これらの項目を選ぶ限りでは、通常のワープロとの違いをあまり実感できない。

 しかし、ここで「任意に...」という項目を選ぶと、画面上にスライダーが表示され、これを使って拡大率を(25〜400%の範囲に制約されてはいるが)自由に調整できるようになる。この機能のすごいところは、スライダーの動きにあわせてウィンドウ上のページ表示がリアルタイムに拡大/縮小される点だ。このため、どのサイズまで拡大すると快適なのか、どのサイズまで縮小すれば全体が見渡せるのかが直感的に分かる。ちなみにこの操作はコマンドキー+Mighty Mouseなどのスクロールボールなどでも可能だ。

 便利さを抜きにしても、この操作は動かしていて気持ちいいし、ついつい遊んでしまう。egword Universalのすごさを実感するためにぜひ試してほしい機能だ。

 このほか「レイアウト設定パネル」にもライブでの反映は生かされている。このパネルで余白やヘッダ/フッタの大きさを変更すると、その結果も即座に反映される。そのため「これくらいかな」という目分量での調整が可能なのだ。

 また、ルーラーも「ライブ・ルーラ」という名前になり、行の幅や余白をライブで設定できるようになった。行の幅を調整しているとき、現在の幅だと1行に何文字収まるか表示されるなど細かい気配りも評価したい。

og_ergo_007.jpgog_ergo_008.jpg ライブ表示になったことで「レイアウト設定」パネルから「設定」ボタンが消えている。従来版では値を入力して「決定」ボタンを押して初めて結果が反映された(画面=左)。ルーラーの幅を調整すると、それが書類にダイレクトに反映される。調整中はカーソルの上にインデント位置が何文字目になっているかがうっすらと表示される(画面=右)

 ワープロソフトは、動画編集ソフトや音楽ソフトほどデータそのものの処理にCPUパワーを使うわけではない。このようなワープロソフトで高速なIntel Coreに切り替わることがどんなメリットをもたらすのか。各種のライブ機能は、エルゴソフトによるその問いへの解答といえそうだ。


*1「EGWORD」の歴史は1984年までさかのぼる。これはMacが誕生した年だ。開発元のエルゴソフトは、まだ日本語が使えなかったLisaや初代Mac用の日本語ワープロとして「EGWord」を発表。同ソフトはその後も常にMacの進化と歩みをともにしてきた。MacのCPUが680x0からPowerPCに切り替わる頃にはすべて大文字の「EGWORD」となり、Apple ComputerがMac OS Xの公開β版を発表すると、それにあわせてMac OS X版「EGWORD」の公開ベータを発表した。

*2Mac OS X用のアプリケーションを開発する技術はいくつかある。中でも重要なのが旧Mac OSの流れをくむ「Carbon」とNeXT Computerの技術の流れをくむ「Cocoa」の2つだ。Microsoftの「Office」やAdobe Systemsの製品など、歴史のあるMac用ソフトは、すべてCarbon技術を使ってきた。しかし、CarbonアプリケーションはIntel Macのネイティブ対応をさせるうえではやや不利で時間や手間がかかる。MicrosoftやAdobe Systemsもそれで苦戦している。これに対してエルゴソフトは、Cocoa技術を使って「EGWORD」を1から作り直す方法を取った。

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提供:株式会社エルゴソフト
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年8月31日