WPC TOKYO 2006のPBJブースでは、12月上旬に発売される予定のUMPC(Ultra-Mobile PC)国内第2弾モデル「SmartCaddie EX」の試作機がいち早く試用できる。UMPCの知名度はまだまだのようで、メーカー担当者にUMPC自体の説明を求める人も見られたが、Windows XP Tablet PC Edition 2005搭載の小型PCとあって、多くの来場者が熱心に試用していた。
SmartCaddie EXは、国内第1弾モデルとして4月に発売された「SmartCaddie」のボディデザインを一新しつつ、CPUをVIA TechnologiesのC7-M ULV 1.0GHzから超低電圧版Celeron M 900MHzに強化している。また、130万画素CMOSセンサー搭載のWebカメラやマイクを内蔵し、ビデオチャットにも利用できるようにした。さらに、有線LAN、USB 2.0×4、アナログRGB出力、S-Video出力を備えた拡張ベースステーションが付属し、外部機器との接続性が大幅に向上しているのは見逃せない。これにより、プレゼンテーション用途でも使えるという。
解像度が800×480ドットと少々狭い抵抗膜方式の7インチワイド液晶パネルは従来通りで、HDD容量は40GBから30GBに減少している。とはいえ、CPUの強化によるレスポンスの改善と拡張性の強化、デザイン面の向上により、UMPCとしての実用性はかなり高まった印象を受けた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.