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» 2006年11月17日 12時39分 公開

静止画500万画素のWebカメラ:MS初のWebカメラに“違い”は見出せるのか――「VX-6000」を試す (1/3)

マイクロソフトがWebカメラ市場に参入した。先行する競合他社の牙城を崩すことができるのか? 最上位モデルVX-6000を試した。

[瓜生聖,ITmedia]

 マイクロソフトから同社初のWebカメラ、LifeCamシリーズが発売された。ラインアップはデスクトップ向けにVX-1000、VX-3000、VX-6000の3製品、ノートPC向けにNX-6000の計4製品となっている。

 新ジャンルに新規参入したベンダーの最初の製品は非常に重要だ。特に後発の場合は、いままでとは何が違うのかを示すことができなければ消費者は実績のある既存ベンダーに流れてしまう。LifeCamのパッケージにもMicrosoft Hardwareのスローガン「Discover the Difference(違いを発見せよ)」が書かれている。LifeCamと既存製品の「違い」は何だろうか。

 なお、今回はデスクトップ向けの最上位機種、VX-6000を試用した。下位機種で制限のある項目については括弧書きで補足しているので参考にしてほしい。

130万画素CMOSセンサーと広角レンズを搭載

左からVX-3000(5400円)、VX-6000(9500円)、VX-1000(3400円)

 まずは本体の各部から見ていこう。デザインは奥行きの薄い丸型タイプで、特にこれといって特徴的なところはない。上下左右に稼動する固定軸、フォーカスリング、撮影中であることを示すLEDインジケータ、ノイズキャンセレーション付きの指向性マイク(VX-1000内蔵のマイクにはノイズキャンセレーションなし)、と極めて標準的だ。各機種カラーリングが異なり、最下位機種のVX-1000は黒、VX-3000は黒とグレー、VX-6000はグレーとなっている。

 スタンド部分を開くとディスプレイの縁に引っ掛けるクリップとして使うことができるが、このクリップはかなり優秀だ。一見、スタンドの状態を意識したデザインのように見えるが、実際に使ってみるとシンプルでありながら大抵のディスプレイにかっちりと固定できる。クリップのツメの部分の寸法が絶妙であること、各ヒンジ部分が固めに留められていること、それに軽量であることが功を奏している。

本体正面(写真=左)と右側面(写真=中央)。スタンド部はクリップになっており、液晶の縁に簡単に留められる

 本体上部にはWindows Live Callボタンがある。これを押すとWindows Live Messengerのオンラインユーザーとの映像通話が開始できる。詳しくは後述することにしよう。

 カメラ部は130万画素CMOSセンサを搭載しており、1280×1024のSXGAでのビデオキャプチャが可能だ(VX-6000のみ)。このサイズになるとビデオチャット用としては大きすぎるのだが、これは無駄に精細なわけではない。VX-6000はパン・チルト機能を持っているが、ハード自体にはモーターなどは入っておらず固定撮影となる。71度の広角で撮影したものを切り取ることによって擬似的にパン・チルトを実現するわけだ。なお、静止画では500万画素での撮影も行える。

 このカメラ部のスペックは製品によって異なるので表にまとめた。

機種別比較表VX-1000VX-3000VX-6000
動画30万画素30万画素130万画素
静止画30万画素130万画素500万画素
ノイズキャンセレーションなしありあり
パン・チルトなしありあり
3倍デジタルズームなしなしあり
自動フェイストラッキングなしありあり
レンズ視野角54度55度71度
USB速度1.11.12.0
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