連載
» 2007年01月08日 08時00分 UPDATE

週末アキバPick UP! まとめ:5分で分かった気になる、最新アキバ事情 (1/2)

秋葉原クロスフィールドがオープンし、街の様子が大きく変わったアキバ。自作市場ではCPUとGPUに大きな進化が見られる。そして2007年最大の目玉、Windows Vistaデビューへの準備が着々と進められていた。

[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

秋葉原クロスフィールドのオープンと、アキハバラデパートの終焉

og_akiba2006_001.jpg 秋葉原クロスフィールド

 1年の間に、秋葉原駅電気街口の景色は大きく変わった。昨年の3月9日に秋葉原UDXがオープンし、2005年に竣工した秋葉原ダイビルと一対の「秋葉原クロスフィールド」が完成。下層には商業施設と大きなイベントスペースを設けており、上層階には大学や企業の研究施設・オフィスが入る。東京都と千代田区による「秋葉原駅付近土地区画整理事業」でも、「つくばエクスプレス(TX)」と並んで、計画の主役を担う施設とされている。

 5年振りに開催された「AKIBAX」の会場になるなど、すでに“街の顔”として定着しているといえるだろう。

 その一方で、電気街口のメインストリートである西側出口では、50年の歴史があるアキハバラデパートが2006年12月31日で、一部店舗を除き閉店。向かいにあるサトームセン駅前6号店も11月に閉店し、跡地にメガネスーパーが入店するなど、昨年末から大きな変動を迎えている。

og_akiba2006_002.jpgog_akiba2006_003.jpgog_akiba2006_004.jpg 電気街口を東側に出ると、整備された駅前広場がある。秋葉原UDXへ続く立体通路も開通した(写真=左)。アキハバラデパートは年末まで閉店セールを実施していた(写真=中央)。駅前の角地はメガネスーパーに変わった(写真=右)

 PCパーツショップも移転や新規参入、閉店が多かった。「パソコンショップ・アーク」は5月末にTOKYO TIMES TOWERの向かいから、通運会館ビルに移転。11月には、ジャンクショップ密集中に3フロアを使った大型の中古シップ「OAステーション AKIBA館」がオープンするなど、末広町駅付近に新しいショップがいくつか見られるようになる。ただ、「俺コンハウス」や「じゃんく屋わんねす」といったアキバの名物ショップの閉店も続いた。

og_akiba2006_005.jpgog_akiba2006_006.jpgog_akiba2006_007.jpg 新店舗に移転したパソコンショップ・アーク(写真=左)。フラッシュメモリ専門店となった「ワンネス」の向かいに建つ「OAステーション AKIBA館」(写真=中央)。6月に閉店した「俺コンハウス」。跡地にはまんだらけのビルが建つ(写真=右)

 このほか、違法駐車の取り締まりが強化されているのも最近の傾向だ。

Core 2 Duoの大ブレイクで、自作の潮流がインテルに向く

og_akiba2006_008.jpg Core 2 Duoの深夜販売イベントの様子

 そんな状況の中、今年最もアキバを沸かせた話題は間違いなくインテルのCPU「Core 2 Duo」だ。2006年8月5日に深夜販売イベントが行われ、TSUKUMO eX.やT-ZONE.PC DIY SHOPなどに約200人のユーザーが詰めかけた。

 深夜販売されたデスクトップ向けのCore 2 Duo Eシリーズは、2006年1月の第一週に登場したモバイル向けCPU「Core Duo」のアーキテクチャを使っており、低消費電力でのハイパフォーマンスを実現している。

 従来のインテル製デュアルコアCPU「Pentium D」は発熱量の高さから敬遠するユーザーが多く、ライバルのAMD「Athlon 64 X2」に自作市場のトップシェアを奪われていた。しかしCore 2 Duoの投入で立場は逆転、AMD陣営は上位モデルの価格を半分以下に下げる大胆な価格改定で対抗していくことになる。

og_akiba2006_009.jpgog_akiba2006_010.jpgog_akiba2006_011.jpg 大ヒットを記録したCore 2 Duo。特に人気の「E6600」は、9月末まで品薄状態が続いた(写真=左)。1月に登場したCore Duo。Pentium Mに変わるモバイル向けCPUの目玉商品として注目されたが、対応マザーは5月まで待つことになった(写真=中央)。ライバルのAthlon 64 X2。5000+は8万円以上の予価が付けられていたが、10月に登場したときは4万円前後となっていた(写真=右)

 Core 2 Duoの登場以降、AMDとインテルが互いにCPU性能比較イベントを開き、自社製品の優位性をアピールしあった。年末には、初のクアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」がインテルから登場。AMDはデュアルコアCPUを2基搭載する次世代プラットフォーム「Quad-FX」を発表し、イベントのたびに優れた処理能力をユーザーに伝えた。Quad-FXは2007年2月前後に単品発売を開始する予定で、2007年下半期には新しいクアッドコアCPUも投入してくる。

og_akiba2006_012.jpgog_akiba2006_013.jpgog_akiba2006_014.jpg 初のクアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」が11月に登場した。初登場時の価格は13万円前後(写真=左)。AMD陣営は、新ソケットの「Socket AM2」対応CPUとマザーボードを5月から投入し始めた(写真=中央)。AMDは、“4×4(フォー・バイ・フォー)”のコードネームで知られたAMDの新プラットフォーム「Quad-FX」を使ったデモも12月に実施した(写真=右)
       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.