徹底してコストダウンを図ったセパレート型PC――Prius Air type R2007年春 Vista搭載PC特集

» 2007年01月15日 13時00分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

 液晶一体型のPrius Oneシリーズに対し、PC本体と液晶ディスプレイを分離したセパレート型となるのがPrius Airシリーズだ。ラインアップは従来の3モデル構成から2モデルに減ったが、TV機能を省略したスタンダードなモデルが用意されるなど、コストパフォーマンスを追求しているのが特徴だ。

 具体的に見ていくと、前モデルでは上位のAR35R2SでCPUにCore 2 Duo E6300(1.86GHz)、液晶ディスプレイに26インチワイドタイプをセットし、中位のAR33R1SではCPUにPentium 4 524(3.06GHz)、液晶ディスプレイに19インチワイドタイプを組み合わせて差別化を図っていたが、今回の春モデルでは基本スペックを共通化してOSやTV機能の有無でモデルを構成している。

 主な仕様は下の表にまとめたが、上位モデルの「AR33R5T」はOSにWindows Vista Home Premiumを採用し、地上デジタルと地上アナログのTVチューナーをそれぞれ内蔵する。秋冬モデルと比較してCPUや液晶ディスプレイのサイズはダウンしたものの、実売価格は24万円前後と前モデル登場時に比べ約10万円も下がっているのが目を引く。また、画面解像度も従来の1360×768ドットから1440×900ドットに引き上げられた。

 一方の下位モデル「AR31R4T」は、基本スペックを踏襲しながらOSにWindows Vista Home Basicを採用してTV機能を省くことで、前モデル登場時より4万円安い実売20万円前後で発売される。

 なお、両モデルとも発売は1月30日の予定で、オフィススイートのOffice Personal 2007が標準で付属する。

左の写真が地上デジタルチューナーを搭載した上位モデルAR33R5Tで、中央の写真がTV機能を省いたAR31R4Tだ。右の画面はソフトウェアのヘルプ機能にあたる「Priusで楽しもう!」で、音声や動画でガイダンスしてくれる
Prius Air type Rシリーズの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
Prius Air type R AR33R5T セパレート型 マイナーチェンジ Pentium 4 524(3.06GHz) 1024MB 320GB Home Premium 24万円前後
AR31R4T セパレート型 マイナーチェンジ Pentium 4 524(3.06GHz) 512MB 320GB Home Basic 20万円前後
Prius Air type Rシリーズの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
PriusAir type R AR33R5T 19インチワイド 1440×900ドット Intel Q963 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 地デジ/地アナ 約8キロ
AR31R4T 19インチワイド 1440×900ドット Intel Q963 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 約8キロ

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