液晶一体型のPrius Oneシリーズに対し、PC本体と液晶ディスプレイを分離したセパレート型となるのがPrius Airシリーズだ。ラインアップは従来の3モデル構成から2モデルに減ったが、TV機能を省略したスタンダードなモデルが用意されるなど、コストパフォーマンスを追求しているのが特徴だ。
具体的に見ていくと、前モデルでは上位のAR35R2SでCPUにCore 2 Duo E6300(1.86GHz)、液晶ディスプレイに26インチワイドタイプをセットし、中位のAR33R1SではCPUにPentium 4 524(3.06GHz)、液晶ディスプレイに19インチワイドタイプを組み合わせて差別化を図っていたが、今回の春モデルでは基本スペックを共通化してOSやTV機能の有無でモデルを構成している。
主な仕様は下の表にまとめたが、上位モデルの「AR33R5T」はOSにWindows Vista Home Premiumを採用し、地上デジタルと地上アナログのTVチューナーをそれぞれ内蔵する。秋冬モデルと比較してCPUや液晶ディスプレイのサイズはダウンしたものの、実売価格は24万円前後と前モデル登場時に比べ約10万円も下がっているのが目を引く。また、画面解像度も従来の1360×768ドットから1440×900ドットに引き上げられた。
一方の下位モデル「AR31R4T」は、基本スペックを踏襲しながらOSにWindows Vista Home Basicを採用してTV機能を省くことで、前モデル登場時より4万円安い実売20万円前後で発売される。
なお、両モデルとも発売は1月30日の予定で、オフィススイートのOffice Personal 2007が標準で付属する。
Prius Air type Rシリーズの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
Prius Air type R | AR33R5T | セパレート型 | マイナーチェンジ | Pentium 4 524(3.06GHz) | 1024MB | 320GB | Home Premium | 24万円前後 |
AR31R4T | セパレート型 | マイナーチェンジ | Pentium 4 524(3.06GHz) | 512MB | 320GB | Home Basic | 20万円前後 | |
Prius Air type Rシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
PriusAir type R | AR33R5T | 19インチワイド | 1440×900ドット | Intel Q963 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | 地デジ/地アナ | 約8キロ |
AR31R4T | 19インチワイド | 1440×900ドット | Intel Q963 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約8キロ | |
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