Adobe RGB対応20.1インチ液晶ディスプレイ「SyncMaster XL20」の実力(1/2 ページ)

日本サムスンから、カラーマネジメント対応液晶ディスプレイの常識を打ち破る「SyncMaster XL20」が登場した。sRGBより広いAdobe RGBの色域をカバーし、ハードウェアキャリブレーション機能を標準装備していながら、実売16万円以下と求めやすい価格を実現した話題の製品だ。早速、その実力に迫ってみたい。

» 2007年04月09日 00時00分 公開
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 前回、前々回と2回にわたり、SyncMaster XL20に付属するハードウェアキャリブレーションツールを使って、正確な色再現を行う方法を紹介した。今回は、SyncMaster XL20自体の性能をチェックしよう。

広色域カラーマネジメントを1台でこなすオールインワン構成

日本サムスンのキャリブレーション対応20.1インチ液晶ディスプレイ「SyncMaster XL20」

 SyncMaster XL20最大の特徴は、広大な色域にある。通常の液晶ディスプレイが再現できる色域はsRGB程度だが、SyncMaster XL20はそれより約40%も広い色域を確保しているのだ。その色域は、対NTSC比で114%もの領域をカバーしており、Adobe RGBの色空間に対応したデータを損なうことなく再現できる。

 これまでデジタルカメラで撮影した広色域のデータを表示する場合、通常の液晶ディスプレイではsRGBを超える色域が確認できなかったわけだが、Adobe RGB対応のSyncMaster XL20であれば、輝くエメラルドグリーン、鮮烈なレッド、濃密なブルーといった「再現できなかった色」を映し出せる。その色彩は、撮影時の臨場感がよみがえってくるほどリアルだ。

 広大な色域を支えるのが、新採用のLEDバックライトだ。一般的な液晶ディスプレイが採用するCCFL(冷陰極蛍光管)バックライトは、低コストで高輝度を確保できる半面、緑から青にかけての色域を拡張しにくいという問題があった。これに対してLEDバックライトは、CCFLを大きく上回る色域をカバーしつつ、十分な輝度も確保することが可能だ。LEDバックライトの技術はまだ成熟していないため、バックライト部の薄型化は困難だが、サムスンは独自技術でこれを克服し、さらに低コスト化にも努めている。また、LEDは水銀を使わないため、環境に優しいというメリットも持つ。こうした企業努力があって、低コストのAdobe RGB対応液晶ディスプレイが誕生したのだ。

Adobe RGB(左)とsRGB(右)の表示例。SyncMaster XL20では、Adobe RGBモードとsRGBモードの表示をボタン1つで切り替えることが可能だ。Adobe RGBはsRGBと比較して、緑から青にかけての色域が大きく拡大する。写真では、sRGBの色域に対して、レッド、グリーン、ブルーのチャイナ服が鮮やかな発色になった。カラーバランスや階調性も良好だ

 2つ目の特徴が、ハードウェアキャリブレーション機能を標準搭載している点だ。専用の測色器と、独自のキャリブレーションソフト「Natural Color Expert」が付属し、一通りのカラーマネジメントが追加投資なしで行える。その簡便な操作性と高度な機能は、前回と前々回で示した通りだ。

 さらに、外光を遮断して視認性を高めるアルミニウム製の遮光フードや、簡易色校正が可能なソフトプルーフツール「Image Viewer」まで同梱されている。とくに遮光フードは、内側に黒色のフェルト地を貼って外光やディスプレイからの光が反射するのを防いでいるほか、装着のしやすさや安定性にも配慮されており、秀逸な出来だ。

測色器はエックスライト社の「huey」をSyncMaster XL20用に最適化したカスタムバージョンが付属。PCとはUSBで接続して利用する仕組みだ。独自ソフトの「Natural Color Expert」と組み合わせることで、キャリブレーションが可能。色域の異なる環境との色合わせを容易にするエミュレーション機能や表示域のユニフォーミティー(均一性)調整機能も備えている

3ピース構成の遮光フードはアルミニウム製で剛性感がある。ディスプレイ左右に設けられたスリットにフックを差し込んで固定する構造なので、着脱は簡単だ。フードの内側は、光の反射を防ぐフェルト地加工を採用している。天板はスライド式になっているほか、測色器のケーブルを通す穴が用意されているため、キャリブレーションの度にフードを外すような面倒はない

本体前面の「MODE」ボタンを押すだけで5種類の画質モードが切り替えられる。「Adobe RGB」と「sRGB」の色域に最適化されたモードのほか、キャリブレーションからは独立して輝度やコントラストが変更できる「Custom」、ディスプレイ本来の色域で表示する「Calibration」、指定したICCプロファイルに合わせた色域で表示する「Emulation」の各モードが用意されている

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提供:日本サムスン株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年4月15日