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» 2007年04月13日 16時13分 UPDATE

ちっちゃなボディの「ST100」を液晶一体型PCに変えてみた (1/3)

エプソンダイレクトの純正ディスプレイ「LD1954FS」は、ミニPC「ST100」をさらに省スペースな一体型PCにしてくれる。合体・変身は、浪漫だ。

[坪山博貴,ITmedia]

「ST100」を“背負って”一体化する19インチ液晶ディスプレイ

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 エプソンダイレクトからちょっと気になる周辺機器が登場している。19インチ液晶ディスプレイの「LD1954FS」だ。同社の「LD1954S」をベースにした製品で、ユニークなのはミニPC「ST100」を一体化するギミックが搭載されている点。ST100はベアボーンではない完成品のミニPCとして貴重な存在だが、LD1954Sと組み合わせることにより、もともと省スペースなST100をさらに省スペースで利用できるというわけだ(関連記事:ちっちゃなボディにCore 2 Duoを搭載――エプソンダイレクト「Endeavor ST100」)。

 ディスプレイの背面には、ST100がちょうど縦に挟まるマウントがあり、上部の手回しハンドルを回すことで固定する仕組み。この状態では光学ドライブや前面USBポートに側面からアクセスする形となり、一般的な一体型PCと同じレイアウトになる。また構造的には、ST100を左右どちらの向きにしても固定できるので、ディスプレイを設置する環境に合わせられる。

 一体型PCを壁際に設置してケーブルの取り回しや光学メディアの取り出しに苦労した経験がある人は、自由度の高いLS1954FSとST100の組み合わせに魅力を感じるだろう。また、レイアウトが固定されたオフィスなどでは、さらにその真価を発揮できそうだ。

 ST100を格納するためのアダプタがあることで、LS1954FSの奥行きは278ミリと、一般的な19インチ液晶に比べて長くなっているが、20インチワイド液晶を搭載した一体型PCと比較すれば同程度のサイズである。実際、ST100(奥行き185ミリ)を単体で使う場合のケーブルの出っ張りなども考慮すると、いままでとそれほど変わらないスペースにLS1954FSを設置できることに気付く。

 また、ST100のACアダプタも背面下部に固定が可能だ。さらに上部には持ち運び用のハンドルが用意されており、ST100とACアダプタを固定したまま移動できるようになっている。LS1954SFとST100、さらにACアダプタを加えると総重量は11.5キロほどになってしまうから、このハンドルはありがたい。このハンドルのおかげで一般的な一体型PCよりも持ち運びは容易だ。ちなみに11.5キロという数字は、比較的軽量な17インチ液晶一体型PCと同程度の重量で、20インチクラスの液晶一体型PCの場合は15キロを越える製品がほとんど。ST100とLS1954FSの組み合わせは、一体型PCとしてみると軽量な部類に入るのだ。

og_ld1954fs_002.jpgog_ld1954fs_003.jpgog_ld1954fs_004.jpg 解像度は1280×1024ドット。視野角が広く、コントラストが高いパネルだ(写真=左)。ST100を背面に“背負う”形で装着できる。また、上部には持ち運び用の取っ手がある(写真=中央)。上20度/下5度のチルト機構を持つがスイベルには対応しない(写真=右)

 LS1954FSとST100を接続するケーブル類は、専用の短いものが付属しており、長さの余ったディスプレイケーブルや音声ケーブルを背面でまとめたりする必要はない。この辺はさすが純正の周辺機器といったところだ。

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