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» 2007年05月01日 07時00分 UPDATE

サクッとおいしいVistaチップス 6枚め:WindowsメールにOutlook Expressの環境を取り込む (1/2)

Vistaを新規インストールし、Outlook Expressのメールを移行しようとしたら、なぜかフォルダの指定がうまくいかない。その理由は……。6枚めはGW拡大版でお届け。

[織田薫,ITmedia]
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Vista標準のメーラーはOutlook ExpressからWindowsメールへ

 Windows標準のメーラーは長い間「Outlook Express」だったが、Windows Vistaには新しいメーラーとして「Windowsメール」が搭載された。Windowsメールは基本的にOutlook Expressを踏襲したメールクライアントソフトだが、クイック検索、迷惑メールフィルタ、フィッシングフィルタといった機能が加わり、使い勝手とセキュリティ面が大幅に強化されている。

WindowsメールとOutlook Express 6.0の機能比較
機能 Windowsメール Outlook Express
クイック検索 対応
迷惑メールフィルタ 対応
フィッシングフィルタ 対応
受信した迷惑メールの自動削除 対応 対応
添付ファイルを自動的に削除 対応 対応
添付ファイルを開く際に注意する 対応 対応
送信時の添付ファイル確認 対応 対応
ニュースグループ 対応 対応
HTMLメールの画像/外部コンテンツのブロック 対応 対応
スケジュール管理
機密情報配布の制御
電子名刺のカスタマイズと共有
※スケジュール管理、機密情報配布の制御、電子名刺のカスタマイズと共有の機能はOutlook 2007で提供

 Vistaをアップグレードインストールした場合、Windows XPのOutlook Express 6.0で利用していたアカウントなどの設定は引き継がれ、送受信したメールもWindowsメールに自動的に取り込まれる。そのため、環境の移行に戸惑うことはないはずだ。

 しかし、Vistaを新規インストール(カスタムインストール)する場合、Outlook Expressのデータは自分で取り込まなければならない。Outlook Expressのメール環境をWindowsメールへ移行するには、アカウント設定、アドレス帳、メールデータのエクスポートとインポートが必要だ。いずれのファイルもVistaを新規インストールするドライブとは別の場所にあらかじめバックアップしておき、Vistaのインストール後に復元するといった作業手順になる。

Outlook Expressの環境をWindowsメールに移行する

 アカウント設定は、Outlook Expressの「ツール」メニューから「アカウント」を選び、表示されたウィンドウの「メール」タブから保存する設定を選択し、「エクスポート」をクリックして保存する。保存したアカウント設定は、Windowsメールの「ツール」メニューから「アカウント」を選択し、「インポート」をクリックして読み込めばよい。

 アドレス帳は、ツールバーの「アドレス」ボタンをクリックし、「ファイル」メニューの「エクスポート」から「アドレス帳(WAB)」を選んで保存する。保存したアドレス帳のファイル(.wabファイル)は、Vista上でダブルクリックすることでWindowsメールへインポート可能だ。

tm0706tips_01.jpgtm0706tips_02.jpgtm0706tips_03.jpg Outlook Expressでアカウント設定とアドレス帳をバックアップする。アカウント設定は、「ツール」メニューから「アカウント」を選択(写真=左)。表示された「インターネットアカウント」ウィンドウの「メール」タブで保存する設定を選び、「エクスポート」をクリックして保存する(写真=中央)。アドレス帳は、ツールバーで「アドレス」をクリックし、「ファイル」メニューの「エクスポート」から「アドレス帳(WAB)」を選んで保存する(写真=右)

 残るはメールデータだが、Vistaにはメールデータ移行のためのウィザードが用意されているので、比較的簡単に移行できるはずだ。しかし、実際に試してみると、理解しにくいユーザーインタフェースが一部に含まれているため、非常に細かい部分でつまずいてしまうことがある。そこで、単純な機能だが、移行のポイントを解説しよう。

 まずはOutlook Expressでメールデータをバックアップする。Outlook Expressの「ツール」メニューから「オプション」をクリックし、「メンテナンス」タブの「保存フォルダ」ボタンを押す。するとメールデータの保存先が表示されるので、保存先の文字列を選択してコピーする。

 次に、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」をクリック。コピーした文字列をペーストして「OK」を押すと、メールデータを保存したフォルダが開くので、フォルダ内の.dbxファイルをすべて別のフォルダにコピーしておく。これでOutlook Express側の設定は完了だ。

tm0706tips_04.jpgtm0706tips_05.jpgtm0706tips_06.jpg Outlook Expressでメールデータをバックアップするには、「ツール」メニューから「オプション」をクリック(写真=左)。「メンテナンス」タブの「保存フォルダ」ボタンを押す(写真=中央)。メールデータの保存先が表示されたら、保存先の文字列をドラッグで選択してコピーする(写真=右)

tm0706tips_07.jpgtm0706tips_08.jpgtm0706tips_09.jpg スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」をクリック(写真=左)。ファイル名を指定して実行のウィンドウにコピーした文字列をペーストして「OK」を押す(写真=中央)。メールデータを保存したフォルダが開くので、フォルダ内の.dbxファイルをすべて別のフォルダにコピーする(写真=右)

 さて、今度はWindowsメールを起動しよう。

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