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» 2007年07月02日 11時45分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUP! 週末イベント:「Phenom X4は年内に必ず出します」――静かに火花を散らすAMDとインテル (1/2)

アキバでAMDとMSIがイベントを開催。MSIのゲストに呼ばれた“神様”がAMDの会場を視察し、にこやかに火花が散る場面も。

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

MSIイベント〜RADEON HD 2600を2基搭載した巨大グラボを展示

og_akibamsi_001.jpg MSI P35夏祭りの会場

 MSIは、Intel P35 Express搭載マザーを始めとした新製品を紹介するイベント「MSI P35夏祭り」を、秋葉原UDXのAKIBA_SQUAREで開催した。2007年1月のキックオフイベントを「めいどinじゃぱん」で行うなど、会場の振り幅がなにかと大きいMSIだが、「AKIBA_SQUAREで開催できたのは協賛企業のおかげです。こんな大きな会場は単独では無理っす」(MSIスタッフ)とのことで、今回は同社としても大規模なイベントとなっているようだ。

 会場にはIntel 3チップセットを搭載したマザーボードや、まもなくの登場が噂されているRADEON HD 2600シリーズ搭載カード、6月末にようやく出回り始めたSanta Rosa対応ベアボーン「MS-1637」などが並べられていた。

 その中でも、最も注目を集めていたのは、通常よりも3倍程度の面積を持つ巨大なグラフィックスカード「RX2600 Geminium」だ。RADEON HD 2600を2基搭載するうえ、CrossFire用コネクタも備えるなど、マニアックな作りになっている。COMPUTEX TAIPEI 2007でも話題をさらった製品で、ごく少数ながら国内に流通する可能性が高いという。時期は未定だが、1枚10万円以上の高嶺の花になるとのことだ。

og_akibamsi_002.jpgog_akibamsi_003.jpgog_akibamsi_004.jpg 主役であるはずのP35マザーより脚光を浴びていた「RX2600 Geminium」(写真=左)。参考展示以外のRADEON HD 2600シリーズ搭載カードは7月中旬には登場する予定。「GPUが潤沢に供給されればすぐに出荷できます」という(写真=中央/右)

 そのほかの未発売の製品は、おおよその出荷時期が決まっている様子だった。通常のRADEON HD 2600 XT/PROを搭載したグラフィックスカードは7月中旬、Socket P搭載のSanta Rosa対応マザーは8月中に登場する可能性が高い。また、Intel 3チップセット最上位のIntel X38 Express搭載マザーは秋ごろになるようだ。

og_akibamsi_005.jpgog_akibamsi_006.jpgog_akibamsi_007.jpg Santa Rosa対応のmini-ITXマザー「Fuzzy GM965」。価格は5万円程度になる見込み(写真=左)。Intel X38 Express搭載の「X38 Diamond」は秋ごろ登場予定(写真=中央)。会場には夏祭りを意識してか、金魚すくいとスーパーボールすくいコーナーが設けられていた。写真は、会場でたまたま出会ったツートップの市川さん。満面の笑みで金魚を見せてくれた(写真=右)

「1〜2年後には、VistaはいいOSと言われるでしょう」――ウィンテルそろい踏みのトークセッション

og_akibamsi_008.jpg インテルの神様が壇上に上がる

 メインステージでは、“神様”ことインテルの天野氏によるプレゼンテーションが行われ、クアッドコアCPUとSanta Rosa対応マザーについて現状と特徴を語った。このイベントのサブタイトルが「Ready for PC2008」とあって、来年の動向を見据えた内容を盛り込んでおり、駆けつけたユーザーが熱心に耳を傾けていた。

 天野氏によると、2008年には製造プロセス45ナノメートルの新CPUが登場するという。L2キャッシュは6Mバイトになる見込みで、エントリーからメインストリームまでラインアップをそろえる予定だ。早ければ2007年末に登場する可能性もあるとのことだが、「クアッドコアも含め、2007年は求めやすい価格のモデルを充実していきます」(天野氏)。

 その後に行われたトークセッションでは、天野氏とMSIの石岡氏に加え、マイクロソフトの森洋孝氏が登場。石岡氏が提示する「P35と私」「クアッドコア」「Vista」などのテーマに沿って、それぞれの立場で展望を語った。

 その中で、Vistaがいまひとつ普及しきれていない現状に話題が及び、森氏は「(Vistaは)最低でも5年は使われることを想定して設計しています。これから、“Vista対応”ではなく、“Vistaネイティブ”のソフトや機能が登場して盛り上がってくると思います。1〜2年後には、いいOSだと評価されているはずです」と話した。

og_akibamsi_009.jpgog_akibamsi_010.jpgog_akibamsi_011.jpg インテル製CPUの将来像を語る(写真=左)。MSIのSanta Rosa対応ベアボーン「MS-1637」を手にし、「軽いですね」と気に入った様子の天野氏(写真=中央)。マイクロソフトとインテルのフロントマンがそろった貴重なトークセッション(写真=右)

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