参加した「コンピューターおばあちゃん」たちは、自作PCに挑戦してくれるだろうか。「月に1度くらいしか参加していないので、私なんかまだまだ」というごく普通の会員に話を聞いてみた。
──PCはいつ覚えられたのですか。
「私の身内がPCに詳しくて、それでいろいろと教わっています」
──PCはどんなことに利用されていますか。
「友達とメールをやり取りしたり、出かけるときに電車の時間を調べたりしていますよ」
──インターネットで買い物とかされたことはありますか
「ええ、生活用品とか購入しますね」
──ネットで買い物するのは怖くないですか
「そういう話を聞いているので、名の知られたお店しか使いませんわ」
──キーボードを使うのは大変じゃありませんか
「私にPCを教えてくれた弟が、最初に厳しく指導してくれて……」
──どのように教わったのですか。
「“十本の指を全部使って使え”と。“1本指で打っているとずっとそのままだからダメだ”と厳しくてね。でもおかげで、キーボードを普通に使えるようになりました」
──ちなみに、弟さんはおいくつなんでしょうか
「ええっとね、75歳になります」
(どえぇぇ、お、おばあさんはおいくつなんですかっ)
──きょう、PCの組み立て方を教わっていかがでしたか。
「PCの中を見たことなかったから、あんな部品で出来ているのが分かって面白かったわ」
──ご自分で作ってみようと思いましたか
「いえいえ、やっぱりちょっと難しそうで」
まあ、そういわずに、ご自分だけのPCを作ってみてはいかがでしょう。秋葉原のPCパーツ街が「おじいちゃん」「おばあちゃん」でにぎわうというのもいいと思いますよ。パーツショップの若い店員に「口の利き方がなっとらんっ」と一喝してほしいものだな、と期待しております。
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