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» 2007年07月17日 10時00分 公開

HQV技術の導入で映像美を追求――BenQのミッドレンジ“液晶”プロジェクター「W500」 (1/2)

BenQのホームシアタープロジェクター「W500」は、同社では珍しい3LCD方式の“液晶プロジェクター”。スティック操作で制御可能なレンズシフト機構によって高い設置自由度を誇るほか、定評あるHQVビデオプロセッシングを採用して映像美も極めている。

[PR/ITmedia]
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 BenQではホームシアター向けDLPプロジェクターとして、エントリーモデルの「W100」(BenQダイレクト価格:8万9800円)と、ハイエンドモデルの「W10000」(43万9800円)をラインアップ済みだ。さらに、ミッドレンジにあたる製品としては「PE7700」が存在する。

 この「PE7700」は約2年前にリリースされたモデルながら、720p解像度のDLPチップや、HDMI端子を採用するなど、現在でも十分に通用する仕様で、割安な販売価格も手伝って、現在まで根強い人気を持続してきた。

 今回発表されたBenQのホームシアタープロジェクター「W500」は、その「PE7700」と同じミッドレンジに属するとともに、型番どおり、「W100」と「W10000」の間を埋めるモデルとなるわけだが、実はそう単純に言い切れない要素が多々含まれている。

photo 720pの液晶パネルを3枚使用した、BenQの3LCD方式プロジェクター「W500」。ホームシアターシリーズの中ではミッドレンジモデルにあたり、BenQダイレクトでの販売価格は14万9800円となる

 まず第一に、「W500」はほかのBenQ製品のようにDLP方式ではなく、3LCD方式の“液晶プロジェクター”なのである。

 すでに“BenQ=DLPプロジェクター”というイメージがほぼ定着していることもあって、この「W500」での3LCD採用はかなり意外だが、もちろん、同社が方針を転換したなどということではない。あくまでも、個々のケースに応じてデバイスを選択しており、今回の製品には3LCDの搭載がふさわしいという判断が下されたわけだ。

photo リモコンは「W100」「W10000」と同じく、大型で使いやすく、ボタン自照も可能なタイプのものが付属している。本体のボタン配列は「W100」と同様だ

 ただ、DLPを知り尽くしたBenQが、あえて3LCDプロジェクターを送り出したという点には、意外というだけではなく、この製品に対する大きな自信も感じさせる。さらに、実際に投影を行ってみると、その意味合いがしっかりと伝わってくるのも確かだ。

 「W500」では、「W10000」と同様に電動オートアイリスでコントラストの最適化を行っており、もちろん、同社の十八番である映像補正技術「Senseye」も継承している。BenQ製品としての要所は押さえているわけだが、3LCD方式の採用のほか、手動レンズシフト機構やデジタルビデオプロセッシングテクノロジー「HQV」の搭載など、今回は新たな試みも盛り込んでいる。それらが複合的に組み合わさることで、前述のとおり“「W100」と「W5000」の間”とは単純には言い切れない、独特の存在感を醸し出しているのだ。

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