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» 2007年08月04日 21時26分 UPDATE

「ご主人様のために」――メイドさんがアキバで打ち水

アキバの駅前広場にメイドさんがズラリ。ご主人様のためにアキバを冷やす「うち水っ娘大集合!2007」が実施された。「きゃっ、冷たぃ」、そんな感じでお願いします。

[後藤治,ITmedia]

うち水っ娘、アキバを冷やす

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 秋葉原駅前広場において、温暖化対策イベント「うち水っ娘大集合!2007」が実施された。このイベントは、打ち水(水が蒸発するときに熱を奪う性質を利用して周囲の気温を下げる効果を持つ)によって、地球温暖化対策やヒートアイランド対策を訴える啓蒙活動の一環。2007年の今年で4回めを数える。

 2004年に一部の有志から始まったこの“エコプロジェクト”は、年々その規模を拡大し、秋葉原22店舗(50余名)のメイドさんたちによるパフォーマンスをはじめ、現在は後援に環境省や千代田区などの行政も名を連ねるアキバの恒例イベントに成長した。

og_akibau_002.jpgog_akibau_003.jpgog_akibau_004.jpg 8月4日正午にうち水っ娘が出陣し、3回に分けて打ち水が行われた。水は芳林公園の井戸水(災害用貯水)を使い、運んだ量は約2トン。なお、「ご自宅ではお風呂の残った水などを利用してください」(スタッフ)とのこと。今回参加した店舗は、アキバ一丁目劇場、@ほぉ〜むcafe、お〜ぶ、Cafe Cute M、キューティーリラックス、QUEEN DOLCE、Cos-Cha、JAMアキハバラ、SweetTrip、ハニーシープ、ぴなふぉあ、MistyHeaven、メイキュア、メイドステーション、メイフット、Merry Heart、モエシャン、癒あmaiden、ユナティコストレーガ、LittleBSD、LittlePSX、ロイヤルミルク(五十音順/実行委員会発表資料)

 会場となったダイビル前や、イベントを一望できる「冷んやリフト」上の歩道橋には黒山の人だかりができ、通りがかる人も足を止めて打ち水をするメイドさんの姿を眺めていた。炎天下の中、涼やかなメイドさんのかけ声とともに、陽光にふちどられた金色のタライから水しぶきが舞った。

og_akibau_005.jpgog_akibau_006.jpgog_akibau_007.jpg メイドさんを囲む群衆の中には、外国人観光客や“帝国軍歩兵”の姿も

og_akibau_008.jpgog_akibau_009.jpgog_akibau_010.jpg 打ち水を行うごとに温度を計測し、その効果を調べる。水を撒いたあとに風が吹くと確かに涼しい感じはするのだが、メイドさんを囲む群衆の熱気がそれを上回っていた気がしないでもない。ハァハァ。ちなみに当日の気温は35度を超えた。スタッフによると用意されたタライは約240個

og_akibau_011.jpgog_akibau_012.jpgog_akibau_013.jpg 秋葉原駅西口交通広場での打ち水が終了すると、その後、各協力店舗に向けて水が運ばれ、うち水っ娘が店頭で水を撒く(のを探す)「うち水っ娘を探せ!」イベントが行われた。今回の公式イメージガールである初音りおさんはヨドバシAkibaに登場。初音りおさんは身近なエコ対策としてエアコンの温度を28度に設定しているという。「2008年も(公式イメージガールに)指名していただければ、是非やりたいです」


 このイベントを主催する「うち水っ娘大集合!実行委員会」は、夏に行われる打ち水だけでなく、“ヨドバシカメラでレジ袋を断るとメイドさんがほめてくれる”という活動も行っている。実行委員長の真田武幸氏は、「アキバに集まる大きなエネルギーを何かみんなのために有効利用していきたい」と語る。

og_akibau_014.jpg うち水っ娘大集合!実行委員会 実行委員長 真田武幸氏

「もともと(この活動は)アキバのことが好きな知人が集まってスタートした小さなものだったんですよ。参加したメイドさんもメンバーの友人の紹介で4店。いまみたいに行政の協力なんてなかったので、場所も芳林公園でした。それがアキバblogさんなどで紹介されてネットで話題になり、2005年にはうち水っ娘がアニメのキャラクターになったり、2006年には行政の協力を得られるようになったりと、いろいろな方の協力で活動が広く知られるようになってきました。アキバが生み出すエネルギーはすごく大きいです」

「アキバに来る層は、エコ活動なんていう偽善的な響きには拒否反応を示しそうなイメージがありますけど、でもレジ袋(を拒否するとメイドさんにほめられる)みたいに“自分が好きでやってんだよ”と言えるような場合にはためらわない。そして、自分のためにやる、というのは全然かっこ悪いことではないと思うんですよ。これからもアキバのあり余るエネルギーを何かの役に立てられるような活動を行っていきたいですね」

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