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» 2007年09月14日 09時31分 公開

HP Fall 2007 Consumer Launchリポート(プリンタ編):“Print 2.0”が切り開くHPの複合機/プリンタ――新モデルが多数登場 (1/3)

米Hewlett-Packardのアジア太平洋地区コンシューマー向け製品発表会がシンガポールで行われた。数多くの新モデルが登場したが、まずは複合機/プリンタ編をお届けする。

[田中宏昌,ITmedia]

Print 2.0をキーワードに快適な使い勝手を追求

 9月11日、米Hewlett-Packardのアジア・パシフィック地域向けコンシューマー製品発表会がシンガポールで開催され、プリンタやPC、そしてiPAQの新製品が多数登場した。ここで発表されたモデルがすべて日本に投入されるわけではないが、今後の日本市場での展開を占う意味でも重要なイベントと言えるだろう。

 発表会のテーマは「Simply Yours」で、会場は旧国会議事堂(現アートシアター)と旧最高裁判所が選ばれた。冒頭、同社アジア太平洋地域 イメージング&プリンティンググループ上級副社長のクリストファー・モーガン(Christopher Morgan)氏が、アジア太平洋地区コンシューマー市場の多くでシェアNo.1を獲得していることを報告。PCやプリンタの各ジャンルで同社が市場シェアNo.1またはNo.2であることをアピールした。

 「HPはNo.1のテクノロジーカンパニーとして、新たな技術をよりシンプルに提供し、ユーザーが家でもオンラインでも店頭でも同様の体験を得られる必要がある」とのビジョンを示し、これを実現すべく、30を超える新製品の投入や、オンラインおよび店頭向けのサービスを展開するとした。世界中で“Web 2.0”が叫ばれているが、次の成長の鍵を握るのは「Print 2.0」にあると述べるモーガン氏は、デジタルプリンティングの市場は世界的に伸びているが、家庭内で行われている印刷のうち、実に約半分がインターネットのページを印刷しているに過ぎないという調査結果を例に挙げ、よりシンプルかつスマートにWebページを印刷したり、新しいデジタルプリントのバリューチェーンを構築したりする必要があると主張した。

会場となったシンガポールの旧国会議事堂(写真=左)。現在はアートシアターとして親しまれている(写真=中央)。基調講演を行うクリストファー・モーガン上級副社長(写真=右)

イメージング・プリンティング事業のIPG(Imaging and Printing Group)、PC事業を統括するパーソナル・システムズ事業のPSG(Personal Systems Group)ともに好調な成績を残している(写真=左)。PCやiPAQ、そしてプリンタやキオスク端末でも数多くの製品を投入する(写真=中央と右)

 具体的には、Webページを正確かつ簡単に印刷できるユーティリティ「HP Smart Web Printing」の提供、直感的な操作が可能なタッチスクリーン搭載プリンタやワイヤレスで手軽に印刷できる無線LAN機能搭載プリンタの増強を挙げた。さらに、2006年から一斉導入されたユーザーインタフェース「HP Photosmart Express」を改良し、家庭内印刷でも店頭のキオスク端末でも同様の操作性で印刷が行えるとした(日本でのキオスク端末の展開は未定)。加えて、世界18カ国で展開中のオンラインフォトサービス「Snapfish」をアジア太平洋地域でも積極的に展開するとして、2007年中にインドと中国で、そして2008年には日本でもサービスを開始すると述べた。

家庭内プリントのうち、Webページの出力が半分近くも占めているというユーザー調査結果(写真=左)。Web 2.0になぞらえて、次の成長ステップは“Print 2.0”であると指摘

新たに提供されるIE用のプラグインソフト(写真=左)。Webページのクリッピング印刷やWebページの横幅に合わせて印刷する機能などを備える。新モデルではユーザーインタフェースが改善され、さらに使いやすくなったという(写真=中央)。ユーザーの使い勝手を高めるべく、無線LAN機能内蔵モデルの増加および無線LAN機能を追加するキットが提供される(写真=右)

全世界で4000万人の会員を抱えるHPのオンラインフォトサービス「Snapfish」(写真=左)。2008年には日本でもサービスを開始するという。Snapfishでは多彩なオンラインプリンティングをはじめとして、写真データの共有や保存など多彩なサービスが提供される(写真=中央と右)。日本でもインフラの整備などを行っているという

デフォルトのIE6でWebページを印刷すると端が切れたり、無駄なページが印刷されがちだが(写真=左)、HPが提供するプラグインを使うと用紙の範囲内にきちんとまとめてくれる(写真=左から2番め)。Webページのクリッピング(写真=右から2番め)をしたり、切り取った情報をブラウザの画面にストックできたりする(写真=右)

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