レビュー
» 2007年09月21日 17時09分 UPDATE

4コマ漫画もあり:「Bamboo Fun」で、初めての“バーチャルお絵かき” (1/2)

ワコムのペンタブレット「Bamboo Fun」。その描き心地を漫画家(の卵)が実際に試す。タブレット初心者の彼は、果たして作品を描き上げることができるのだろうか?

[山田祐介,ITmedia]
ys2_wa000.jpg Bamboo Fun CTE-650/W0

 ワコムが9月13日に発表したコンシューマー向けペンタブレット「Bamboo Fun」は、2007年5月から販売している「Bamboo」と同等の性能を持つペンタブレットに、Photoshop Elemantsを含む5種類のアプリケーションを付属したモデルだ。

 このうち、A5ワイドの読み取り範囲を持つ「CTE-650」は、写真加工やイラストに興味のある一般ユーザーがターゲットになっている。ペンタブレット入門として最適な同製品を、自称“漫画家の卵”であるきゅうり氏に“お絵かき”してもらい、率直な感想を聞いた。

筆圧の感度で“ぬけのよさ”を調整

ys_wa03.jpg 初めてタブレットを使用するきゅうり氏。作品名は「消しゴムのかす」。筆圧感知機能を利用して、リアルな表現ができたと本人は満足げだ

 家のPCはいまだにWindows 98というきゅうり氏。ドライブとドライバの区別すら判然としない彼に、とりあえずタブレットのドライバと付属アプリケーションをインストールしてもらい、Photoshopで落書きをしてもらった。

 従来のBambooとデザインが若干異なるBamboo Fun。画面の拡大/縮小、スクロールなどが可能なタッチホイールは、青い光を放つリング状のランプで縁取られており、ペンを感知すると強く点灯し、何もしない時は強い光りから弱い光へ、そしてまた強い光へとゆっくり変化する。きゅうり氏はこの演出が「SFっぽくてよい」とお気に入りの様子。また、280(幅)×235.1(高さ)×11.2(奥行)ミリの薄型ボディは持ち運びしやすく、重さもUSBケーブルを含めて約550グラムと軽量だ。

ys2_wa001.jpgys2_wa002.jpgys2_wa003.jpg 読み取り範囲は216.5×135.3ミリ。奥側にタッチホイールを備えており、使用時に青く光る。タブレット本体は非常に薄い

 入力スペースは216.5×135.3ミリと、A5を少しワイドにしたサイズになっている。表面は紙にくらべ「ペンが少しすべる」が、そのぶん手が疲れにくい。筆圧の感度は調節でき、ペン先の感触を硬めに設定すれば、線の強弱がつきにくい代わりに強い力でゴリゴリと描き進めることができる。柔らかくすると、筆で描いているような感覚に変わる。

ys_wa04.jpgys_wa05.jpgys_wa06.jpg きゅうり氏による落書き群。「太目の線で描くとサインペンっぽくて気持ちよく描ける」そうだ。ペン先の感触を変更すると、同じ線の太さ設定でも絵が変わる

 また、線の強弱だけでなく“ぬけのよさ”も変わってくる、ときゅうり氏。思ったよりはやく線がぬけてしまう場合は、感触を柔らかめに設定することで対応できる。

ys_wa07.jpg 彼の机が汚すぎるという気もするが……

 本体カラーはホワイト/シルバー/ピンクの3色展開だが、今回使用したホワイトは汚れが若干目立ちやすい。「パソコンだけで絵を描く場合は別だが、アナログで絵を描く人のために、汚れが目立たないマットのブラックが欲しい」(きゅうり氏)。

 入力ペンにはペン先だけでなく消しゴムツールとして機能するテールスイッチと、2つのサイドスイッチが備わっている。サイドスイッチの機能は、下のボタンが“スクロール/移動”、上が“右クリック”として標準設定されているが、好みに合わせて変更が可能だ。またタッチホイールやファンクションキーの機能もユーザーによる設定ができる。

ys2_wa004.jpgys2_wa005.jpgys2_wa006.jpg 電子ペンは電池を搭載しないコードレス方式。512段階の筆圧に対応し、消しゴム機能やスクロール機能をワンアクションで利用できる

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