家庭用サーバOS「Windows Home Server」の深夜販売を行ったのは、TSUKUMO eX.とツートップ秋葉原本店、ドスパラ秋葉原本店、クレバリー2号店の4店舗だ。28日21時から22時半にかけて、各ショップが店のシャッターを開き、プレイベントを開催。23時過ぎになると、徐々に観衆が集まり、店の周りには威勢のいい掛け声や拍手などが響くようになった。
一部では集客力を疑問視する声もあったが、最終的にアキバ全体で100人ほどが集まったようだ。およそ7割がTSUKUMO eX.前でイベントに興じ、残りはPCパーツショップ密集地をはしごしていた。それでは、0時までの各ショップの様子を振り返ってみよう。
TSUKUMO eX.は、OSの購入希望者に引換券を配布したあと、23時から店の前でダーツ大会を行った。女性の司会者が軽快に進行し、2人のコンパニオンがサポートする構図で、華やかさはダントツ。ダーツ大会の挑戦者を先着100名としていたことを考えると、予想よりも少ない観衆となったが、そんな寂しさを感じさせない盛り上がりを見せていた。ただ、これまでの深夜発売イベントに比べると、やはり人の数は少ないため、交通整理はとてもスムーズに行われていた印象だ。
ツートップ秋葉原本店は、23時半からCore 2 Quad Q6600などが当たるじゃんけん大会を開催した。また、その30分前には、各店舗を巡回してトークセッションを行っているライターの高橋敏也氏とマイクロソフトのカリスマSE・三橋勉氏が登場し、Windows Home Serverの魅力を伝える2人のトークに10人前後の観衆が聞き入っていた。
なお、高橋氏にイベントの感触を聞いたところ、「深夜販売の準備時間が十分でなかったこともあって渋いですね。でも、本当にいいOSだから、このイベントをきっかけに知ってもらえたらうれしいです」と率直に語ってくれた。
ドスパラ秋葉原本店は、Windows Home Serverを予約した人が参加できるビンゴ大会を店の前で行った。景品は22インチワイド液晶やPC本体など多数。約10名の参加者たちは高確率で豪華な景品が当たるとあって、ビンゴに熱中し、数が読み上げられるたびに一喜一憂していた。マイクを握った店員さんは「盛り上がって参りました、アキバ!」と連呼。
クレバリー2号店は、隣のカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店を借りて、21時から高橋氏のトークショー、23時からはドスパラ秋葉原本店と同じく、OSを予約した人限定のビンゴ大会を開いていた。トークショーは20人前後の観客が集まったが、ビンゴ大会に参加したのは3名。開始からまもなく2人がビンゴしたが、あと1人がなかなかビンゴにならず、しばらくメイドさんが数字を読み上げる声だけが店内に響いた。
受付に立っていた店員さんは「参加者全員がもれなくプレゼントをもらえるビンゴとなりました。私も参加したいですよ」と、室内を眺めながらつぶやく。ちなみに、3人めのビンゴの瞬間は、会場全体が1つになって盛り上がった。
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