アイ・オー、地デジ/D4対応の19インチワイド液晶「LCD-DTV191XBR」自社開発の地デジモジュールを搭載

» 2007年11月08日 20時00分 公開
[ITmedia]
「LCD-DTV191XBR」のカラーはブラックのみ。ほかのモデルのように前面に操作ボタンは配置されておらず、液晶TVを意識した外観だ

 アイ・オー・データ機器は、地上デジタルTVチューナー搭載の19インチワイド液晶ディスプレイ「LCD-DTV191XBR」を発表した。発売は11月下旬の予定。価格はオープン、予想実売価格は5万4800円前後だ。

 LCD-DTV191XBRは、同社製の地上デジタル放送受信モジュールを搭載した初めての液晶ディスプレイ。操作のレスポンスや機能の使いやすさを考慮し、モジュールを自社開発した。地上デジタルTVチューナーはCATVパススルー対応で、UHF 13〜62チャンネルとCATV 1〜63チャンネルを受信可能だ。全12チャンネル約4時間ぶんの番組を一覧表示できるEPGや、番組視聴予約、字幕放送に対応する(データ放送は非対応)。内部の映像処理を見直したことで、起動時間はAC電源投入後から5秒程度、チャンネル切り替えは2秒程度に抑えたという。

自社開発の地上デジタル放送受信モジュールには、アルプス電気のTVチューナーユニットとSTマイクロエレクトロニクスのHDTVデコーダチップを搭載する(写真=左)。EPGは全12チャンネル約4時間ぶんの番組を一覧表示可能(写真=中央)。EPGは現在放送中の番組だけを表示することもできる(写真=右)

 液晶パネルはTN方式で、表面に光沢感があるグレア処理を採用。最大解像度は1440×900ドット、輝度は300カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1、応答速度は5ms(白黒間)、視野角は上下/左右ともに160度だ。

 1440×900ドットの液晶パネルはアスペクト比が16:10になるため、地上デジタル放送の16:9映像を表示する場合は、上下に黒帯を入れて表示するか、左右をカットして全画面拡大表示するかを選択できる。また、1440×900ドット未満の解像度を入力する場合の表示方法は、アスペクト比を維持した状態での拡大表示、もしくはアスペクト比を無視した全画面拡大表示が用意されている。

 インタフェースは、PC入力がアナログRGBの1系統、AV入力がD4、S-Video/コンポジットビデオ共用の2系統を用意。出力2.5ワット+2.5ワットのステレオスピーカーとステレオミニのヘッドフォン出力を備えている。

背面のインタフェース(写真=左)。右側面に音量、チャンネル、入力切り替え、電源のボタンと主電源スイッチを用意(写真=中央)。TVやOSDメニューの操作が可能な赤外線リモコンが付属する(写真=右)

 スタンドは上20度/下5度のチルト調整が可能で、VESAマウントインタフェース(100ミリピッチ)にも対応する。外形寸法は460(幅)×191(奥行き)×371(高さ)ミリ、重量は約5.9キロ。TVやOSDメニューの操作が可能なリモコンが付属する。


 なお、同社は液晶ディスプレイ3製品が日本ヒューレット・パッカードのデスクトップPCのセットディスプレイとして採用されたことを発表した。LCD-DTV191XBRはコンシューマー向けの「Pavilion」シリーズ、19インチスクエアモデル「LCD-AD195VH」と17インチスクエアモデル「LCD-A175VH」はビジネス向けの「HP Compaq Business Desktop dc5750」シリーズに付属する。各セットモデルは、直販サイトのHP Directplusにて11月9日により発売される。

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