ColorEdgeの遺伝子を持つ“高色再現”ディスプレイ現る――「FlexScan SX2461W/SX2761W」(3/3 ページ)

» 2007年11月16日 09時30分 公開
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2系統のDVI-Iを装備、縦位置表示もサポート

 インタフェースは、デジタル/アナログ両対応のDVI-Iを2系統搭載しているため、接続するPCを選ばない。いずれもデジタル接続時は著作権保護技術のHDCPに対応する。USB 2.0ハブ機能も備えており、PC接続用に1つのアップストリームポートと、2つのダウンストリームポートを持つ。USB 2.0ハブは液晶パネル部の左側面に用意されており、ケーブルの着脱は容易だ。

 スタンドはチルト、スイベル、高さを同時に調整できるハイトアジャスタブルタイプを採用している。上40度のチルト調整、左右で各35度のスイベル調整、82ミリ(SX2461W)もしくは118ミリ(SX2761W)の高さ調整が可能だ。これまでにも採用例が多いスタンドなので、詳細には触れないが、複数人で画面を見る場合など、ちょっとしたときに画面の位置を柔軟に変更できるのはありがたい。

映像入力はDVI-Iの2系統を装備(写真=左)。液晶パネル部の背面に電源ユニットも内蔵している。左側面にはUSB 2.0ポートを2基用意(写真=中央)。チルト、スイベル、高さ調整が可能なハイトアジャスタブルタイプのスタンドを採用している(写真=右)

 さらに、画面を右回りに90度回転できる縦回転機構を装備する。縦画面表示は、縦位置で撮影した写真の編集や縦に長いWebページの制作などに役立つはずだ。24.1/27インチワイドの大画面を縦位置で使うのは、なかなかの迫力がある。大画面のワイドパネルを搭載しているにもかかわらず、縦位置にしてもスタンドがふらついたりすることはなく、安定性が高いのは好印象だ。

 縦画面表示用のソフトウェアは付属しないが、NVIDIAのGeForceシリーズ用ドライバ「ForceWare」やAMD(ATI Technologies)のRADEONシリーズ用ドライバ「Catalyst」、インテルのチップセット内蔵グラフィックス用ドライバなど、最近のドライバは縦位置表示の機能を標準でサポートしているので問題ないはずだ。

縦回転機構は、縦位置の写真をレタッチしたり、大きく表示するのに役立つ(写真=左、中央)。上下/左右の視野角が均一なVA方式の液晶パネルを採用するため、縦画面にしたうえで液晶パネルに角度をつけても色度が急激に変化するようなことはなく、十分な視認性を保っている(写真=右)

色再現性を重視する幅広いユーザーへ

 SX2461WとSX2761Wは、汎用ディスプレイ「FlexScan LCD」シリーズのラインアップとしてはワンランク上の色再現性を手に入れたモデルといえる。とりわけAdobe RGBとsRGBの異なる色域の再現性、デジタルユニフォミティ補正回路による表示の均一性、16ビット内部演算処理の12ビットガンマ補正による高い階調特性は、コンシューマー市場までを想定した液晶ディスプレイとしては非常にハイレベルだ。

 ColorEdgeシリーズは、ハードウェアキャリブレーション機能を搭載している点と、生産段階でのデジタルユニフォミティ補正や階調補正をより詳細に行っている点で、厳密な色管理やカラーマネジメント環境を求めるプロユーザー向けである。

 ColorEdgeシリーズより求めやすい価格でいて、それに近い性能が得られるSX2461WとSX2761Wは、クリエイティブワークに携わる幅広いユーザーにとって画期的といっても過言ではない製品だ。これまで、既存の液晶ディスプレイの色再現性に満足できず、かといってハードウェアキャリブレーション対応モデルは高すぎると感じていた人は、ぜひFlexScan SXシリーズに触れてみてほしい。

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提供:株式会社ナナオ
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年3月31日