インテルとAMDが年末商戦に向けて布陣した11月5分で分かった気になる、11月のアキバ事情(3/4 ページ)

» 2007年12月04日 16時45分 公開
[古田雄介,ITmedia]

ハイエンドユーザーはCore 2 Extreme QX9650を買いに走った

インテル「Core 2 Extreme QX9650」

 CPU単体でみると、11月に最も人気を集めたのは、12日に登場したインテルのハイエンドユーザー向けCPU「Core 2 Extreme QX9650」だった。12万円を超える高価なモデルながら、入荷初日に完売するショップが多数あり、現在も入手困難な状況が続いている。

 Core 2 Extreme QX9650は、6MバイトのL2キャッシュを2個内蔵し、新命令セット「SSE4」を搭載する。3.0GHzの動作クロックも手伝って、各ショップのデモ機では軒並み圧倒的なハイスコアを叩き出しており、「お金に余裕があるハイエンドユーザーが我先にと買いに走りました」(T-ZONE.PC DIY SHOP)という。

 また、Core 2 Extreme QX9650の人気も手伝って、Intel 3シリーズの最上位チップセット「Intel X38 Express」を搭載したマザーボードもヒットを続けている。特に、第3週に登場したインテル純正の「DX38BT」は初回から比較的潤沢に出回ったこともあり、好調に売れているようだ。3万2000円前後と高価ながら、「信頼性でインテル純正マザーを待ち望んでいた人は多いですね。2万円台の低価格なマザーよりも売れ行きは好調です」(USER'S SIDE秋葉原本店)とのこと。

T-ZONE.PC DIY SHOPに展示されたCore 2 Extreme QX9650搭載のデモ機。5%のオーバークロックを施して、さらに高いパフォーマンスを示していた(写真=左/中央)。インテル製「DX38BT」(写真=右)

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