11月第2週にLG電子の光学ドライブ「GGW-H20N」が登場した。DVDスーパーマルチの機能にBlu-ray Disc書き込みと再生、HD DVDの再生が加わった次世代DVDハイブリッドドライブで、インタフェースにSerial ATAを採用している。価格は5万円台前半。
これと同時期にパナソニックのBlu-ray Discドライブ「LF-PB271JD」も登場。パナソニック製としては初のSerial ATA接続タイプで、BD-Rへの書き込み速度が最大4倍速になる。価格は5万円台前半だ。
BD書き込み機能を備えたドライブが5万円前後まで値下がりしたことで、「ようやく次世代DVDに興味を持つ人が増えてきたみたい。でも、まだブレイクには至ってないね。一般に浸透するラインは3万円だと思う。ただ、そうなるにはあと1年以上待たないといけないかも」(某ショップ)と語る。
そんな中で、11月に最も堅調に売れた光学ドライブは、第4週に登場したパイオニアの「DVR-A15J」だった。DVD±Rに最大20倍速で書き込めるIDE接続のDVDスーパーマルチドライブで、静音性が向上したほか、LabelFlashへの書き込みにも対応している。
DVR-A15Jの価格は1万円弱で、同等のドライブを採用したバルク品も6000円前後で出回っている。「まだまだ現実的にはDVDスーパーマルチを購入する人がほとんどです。のきなみ安くなっている現状で、購入の決め手になるのはやはりブランド。パイオニアだから買うという人は多いですね」(クレバリー1号店)という。
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