3-way NVIDIA SLIを「nForce 780i SLI」と「nForce 680i SLI」で比べる：イマドキのイタモノ（3/4 ページ）
3-way NVIDIA SLIにおけるnForce 200の影響を検証する
3枚のGeForce 8800 GTXを一気に買いそろえるというのは、なかなか気合いのいる話だが（“このためにGeForce 8800 Ultraを3枚買う人がいたらぜひ表彰したいです！”とNVIDIAスタッフもいっている）、すでにGeForce 680i SLIマザーでGeForce 8800 GTXを2枚使ったNVIDIA SLIを構築しているユーザーならば、GeForce 8800 GTXを1枚購入するだけで3-way NVIDIA SLIが実現するわけで、こちらは、比較的現実的な状況といえる。
このとき、「3つのPCI Express x16」を使えるnForce 780i SLIと「2つのPCI Express x16＋PCI Express x4」で構成せざるをえないnForce 680i SLIとで、3-way NVIDIA SLIのパフォーマンスの優劣はどのように変わってくるだろうか。過去にも「NVIDIA SLIを構築するから2本のPCI Express x8より、2つのPCI Express x16がいい」「CrossFireを構築するからPCI Express x16とPCI Express x4の組み合わせより、2つともPCI Exprss x16がいい」という理由でマザーボードを乗り換えた経験があるユーザーなら、nForce 680i SLIからnForce 780i SLIへの移行を検討するはずだ。
ここでは、その参考となるデータを提供するために、まず、nForce 680i SLIで測定したベンチマークテストの結果をチェックしてみる。
3DMark06におけるNVIDIA SLI2枚構成の性能向上レート（単体構成の結果を1とした場合のNVIDIA SLI2枚構成の相対値）（GeForce 8800 GTX＆nForce 680i SLI）
3DMark06における3-way NVIDIA SLI構成の性能向上レート（単体構成の結果を1とした場合の3-way NVIDIA SLI構成の相対値）（GeForce 8800 GTX＆nForce 680i SLI）
3DMark06における3-way NVIDIA SLI構成の性能向上レート（NVIDIA SLI2枚構成のベンチマーク結果を1とした場合の3-way NVIDIA SLI構成の相対値）（GeForce 8800 GTX＆nForce 680i SLI）
ゲームタイトルと負荷条件ごとのNVIDIA SLIの性能向上レート（単体構成のベンチマーク結果を1とした場合のNVIDIA SLI2枚構成の相対値）（GeForce 8800 GTX＆nForce 680i SLI）
ゲームタイトルと負荷条件ごとのNVIDIA SLIの性能向上レート（単体構成のベンチマーク結果を1とした場合の3-way NVIDIA SLI構成の相対値）（GeForce 8800 GTX＆nForce 680i SLI）
ゲームタイトルと負荷条件ごとのNVIDIA SLIの性能向上レート（NVIDIA SLI2枚構成のベンチマーク結果を1とした場合の3-way NVIDIA SLI構成の相対値）（GeForce 8800 GTX＆nForce 680i SLI）nForce 680i SLIで測定したベンチマークテストの結果は、3DMark06にしてもゲームタイトルを用いたテストにしても、その傾向はnForce 780i SLIの結果と変わらない。枚数が増えるにつれて値は向上し、3DMark06では2枚構成と3-way NVIDIA SLIの差は少なく、ゲームタイトルのベンチマークテストでは性能向上の幅が大きく、枚数と結果が完全には比例していないこと、それでも、単体構成の低解像度条件の測定値より3-way NVIDIA SLIの高解像度条件の結果が上回っている。nForce 680i SLIでも、「超高解像度で実用的なフレームレート」は実現すると考えていいだろう。
さらに、グラフの数値を細かく見ていくと、「わずかながらnForce 780i SLIの測定値を上回っている」ことに気が付く。このあたりの状況を、ここで示したnForce 680i SLIの測定値を基準にしたnForce 780i SLIの相対値という姿で確認してみたい。
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