アキバ的「Eee PC」は、メモリ2ギガで動かすのが基本?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2008年01月27日 17時30分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

大好評のEee PC――週末に売り切れたら、次は3月!?

 1月25日、ASUSTeKの小型ノート「Eee PC 4G-X」の発売が各ショップで始まった。価格は4万9800円で、在庫は少数だ。

 Eee PC 4G-Xは、重量約920グラムと携帯に適した小型ノートPCで、解像度800×480ドットの7インチワイド液晶を備える。バッテリー駆動時間は約3.2時間で、OSにはWindows XP Home Editionを採用。標準構成ではメモリが512Mバイトで、4GバイトのSSDを搭載している。CPUの詳細な型番は伏せられているが、ショップの検証により900MHzのCeleron Mと判明している(関連記事:ここまで分かった!――“Eee PC日本版”発売直前リポート)。

 ツートップ秋葉原本店では発売当日の昼までにすべて売り切れるなど、大ヒットを飛ばしている。ドスパラ秋葉原本店も「週末まで残るか不安ですね。旧正月を控えていることもあり、次の入荷は場合によっては3月になるかも。欲しい人は早めに足を運んだほうがいいですよ」と語る。

 低価格&低スペックなマシンだけに、アキバでは初回購入時からカスタマイズを試みる人が多い。TSUKUMO eX.は、同ショップで検証した2Gバイトメモリへの載せ替えも、セット価格6200円で行っている。「やはりスペックがネックです。メモリを2Gバイトにすれば、OSをSSDに入れていることもあり、結構快適に動きますよ」(TSUKUMO eX.)とのことだ。

 また、スーファミPCなどの小型マシンの自作で知られるT-ZONE.PC DIY SHOPの森田氏は「メモリスロットの上にスペースがあるので、そこにUSBメモリを組み込むなどのカスタマイズが可能ですね。ま、保証外ですけど」と話し、何やら創作意欲をかき立てられている様子だった。

 入荷量が少ないながらも、Eee PCをきっかけに、小型ノートブームの到来まで予想する声もある。某店員さんは「ギガバイトかMSIからも超小型ノートが登場するというウワサがあります。日本では工人舎が有名ですよね。低価格で手軽に買えるので、7インチワイドを起点にした、モバイルノートブームが起きるかも」とうれしそうに語った。

ブラックボディのEee PC。ツートップ本店では、取材時点で在庫は展示品のみとなっていた(写真=左)。ホワイト筐体のEee PCをT-ZONE.PC DIY SHOPで撮影。各ショップでEee PCの展示品が見られるはずだ(写真=中央)。B5サイズの筐体。多くはバッテリーを抜いて展示しているが、ある程度の重量は店頭で確認できる(写真=右)

製品名:ASUSTeK「Eee PC 4G-X
入荷ショップ
TSUKUMO eX.4万9800円
T-ZONE.PC DIY SHOP4万9800円
クレバリー1号店4万9800円
ドスパラ秋葉原本店4万9800円
BLESS秋葉原本店4万9800円
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