今回取り上げた6モデルの拡張端子や通信機能を下表にまとめた。いずれもボディサイズを考慮すれば豊富なインタフェースを備えており、拡張性が低くて困るようなことはないだろう。
各モデルのインタフェース(その1) | ||||||||
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製品名 | メーカー | メモリカードスロット | PCカードスロット | ExpressCardスロット | USB | IEEE1394 | ビデオ出力 | 音声出力 |
LaVie J LJ750/LH | NEC | SD(SDHC対応) | TypeII×1 | − | USB 2.0×2 | − | アナログRGB×1 | ヘッドフォン×1、マイク×1 |
VAIO type G VGN-G2KAN | ソニー | MS(PRO対応)、SD(SDHC対応) | TypeII×1 | − | USB 2.0×2 | − | アナログRGB×1 | ヘッドフォン×1、マイク×1 |
VAIO type T VGN-TZ72B | ソニー | MS(PRO対応)、SD(SDHC対応) | − | 34×1 | USB 2.0×2 | S400(4ピン)×1 | アナログRGB×1 | ヘッドフォン×1、マイク×1 |
dynabook SS RX1/T7E | 東芝 | SD(SDHC対応) | TypeII×1 | − | USB 2.0×3 | S400(4ピン)×1 | アナログRGB×1 | ヘッドフォン×1、マイク×1 |
Let'snote LIGHT CF-W7 | パナソニック | SD(SDHC対応) | TypeII×1 | − | USB 2.0×3 | − | アナログRGB×1 | ヘッドフォン×1、マイク×1 |
FMV-BIBLO LOOX R70Y | 富士通 | SD(SDHC対応) | TypeII×1 | − | USB 2.0×3 | S400(4ピン)×1 | アナログRGB×1 | ヘッドフォン×1、マイク×1 |
各モデルのインタフェース(その2) | ||||||||
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製品名 | メーカー | 有線LAN | 無線LAN | FAXモデム | Bluetooth | Wireless USB | Webカメラ | ワンセグチューナー |
LaVie J LJ750/LH | NEC | 1000BASE-T | IEEE802.11n(ドラフト2.0)a/g/b | − | 2.0+EDR | コントローラ内蔵、ハブ付属 | − | − |
VAIO type G VGN-G2KAN | ソニー | 1000BASE-T | IEEE802.11a/g/b | 56kbps(V.92) | 2.0+EDR | − | − | − |
VAIO type T VGN-TZ72B | ソニー | 1000BASE-T | IEEE802.11a/g/b | 56kbps(V.92) | 2.0+EDR | − | 有効31万画素 | ○ |
dynabook SS RX1/T7E | 東芝 | 1000BASE-T | IEEE802.11n(ドラフト2.0)a/g/b | − | − | − | − | − |
Let'snote LIGHT CF-W7 | パナソニック | 1000BASE-T | IEEE802.11a/g/b | 56kbps(V.90) | − | − | − | − |
FMV-BIBLO LOOX R70Y | 富士通 | 1000BASE-T | IEEE802.11a/g/b | 56kbps(V.92) | 2.0+EDR | − | − | − |
表だけでは分かりにくいので、以下に各モデルのインタフェース構成とその特徴を写真とともにチェックしていこう。
一般的な利用シーンで使い勝手に差が出そうなのは、USB 2.0ポートの数、カードスロットの仕様、無線LANのドラフト11n、Bluetooth、FAXモデムの対応状況、そしてWireless USB、Webカメラ、ワンセグチューナーといった付加機能だろう。
USB 2.0の数はdynabook SS RX1/T7E、Let'snote LIGHT CF-W7、FMV-BIBLO LOOX R70Yが3基と多めで融通が利く。カードスロットについては、VAIOの2モデルがメモリースティックPROスロットを搭載している点と、VAIO type T VGN-TZ72BのみPCカードスロットの代わりにExpressCard/34スロットを採用している点に注目してほしい。また、モバイルノートPCでは利用頻度が低いかもしれないが、VAIO type T VGN-TZ72B、dynabook SS RX1/T7E、FMV-BIBLO LOOX R70Yは4ピンのIEEE1394も装備している。
無線LAN機能に関しては、LaVie J LJ750/LHとdynabook SS RX1/T7Eが標準でIEEE802.11n(ドラフト2.0)a/g/b準拠となっている。VAIO type G VGN-G2KAN、VAIO type T VGN-TZ72B、FMV-BIBLO LOOX R70Yの3台は、直販モデルのBTOメニューでIEEE802.11n(ドラフト2.0)a/g/bの無線LAN機能を選択可能だ。また、LaVie JとVAIO type Tの直販モデルは、HSDPA対応の通信機能(FOMAネットワーク)のBTOメニューも用意されている。
BluetoothはLaVie J LJ750/LH、VAIO type G VGN-G2KAN、VAIO type T VGN-TZ72Bが装備しており、FAXモデムはVAIO type G VGN-G2KAN、VAIO type T VGN-TZ72B、Let'snote LIGHT CF-W7、FMV-BIBLO LOOX R70Yが備えている。
なお、本体の拡張性をフォローするオプションとして、VAIO type T VGN-TZ72Bとdynabook SS RX1/T7Eには本体底面に増設できるドッキングステーション、Let'snote LIGHT CF-W7には左側面の専用端子に接続するミニポートリプリケータが用意されている。また、FMV-BIBLO LOOX Rは直販モデルで本体底面に増設できるドッキングステーションを選択可能だ。
これらを利用すれば、デスクの上で利用する場合に複数のケーブルを1回の動作でまとめて着脱できる。dynabook SS RX1/T7EとFMV-BIBLO LOOX Rのドッキングステーションは、DVIのディスプレイ出力を備えているのも魅力だ。
次のページではもう少し各モデルの機能を掘り下げていこう。
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