ASUSは2月21日付けで、新GPU「NVIDIA GeForce 9600 GT」搭載カード「EN9600GT/HTDI/512M」を投入していたが、リファレンス仕様の1スロットタイプだった。それに対し、今回発表された「EN9600GT/HTDI/512M R2」は、リファレンスデザインのカードと比較して大幅に動作温度を低くできる、2スロットタイプの「Glaciator(グラシエーター)クーラー」を採用したのが特徴だ。同社では、「グラフィックスチップの熱を素早く大型のヒートシンクに伝え、静音ファンで強力に放熱を行います。強力な放熱能力を、リファレンスデザインの約半分の動作音で実現します」としている。
PCとの接続はPCI Express 2.0 x16で、接続端子はDVI-I×2とS-Video兼用のHDTV出力をサポート。DVI-I→HDMI変換アダプタやDVI-I→D-Sub 15ピンの変換アダプタなどが付属する。主な仕様は、コアクロックが650MHz、シェーダークロックが1.625GHz、グラフィックスメモリがGDDR3 512Mバイト(バス幅は256ビット)、メモリクロックは900MHz(DDRデータ転送レートにして1.8GHz相当)とリファレンスに準じる。予想実売価格は2万6500円前後の見込みだ。
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