クイックサン、地デジ/Web統合ブラウザ「ROBRO-ZERO」搭載PCを発売990のチャンネル設定に対応

» 2008年03月25日 19時50分 公開
[ITmedia]
「ROBRO-ZERO PC」(ディスプレイは別売)

 クイックサンは、地上デジタル放送とWebコンテンツをシームレスに操作できる統合アプリケーションシステム「ROBRO-ZERO」(ロブロ・ゼロ)を開発し、同システム搭載のリビングPC「ROBRO-ZERO PC」を3月24日に発売した。

 ROBRO-ZERO PCは2007年12月に先行限定製品として販売された「ROBRO-ZERO TVonWINDOWS-PC」の正式製品版。プリインストールされているROBRO-ZEROは、地上デジタル放送の視聴と録画、録画番組の再生、Webブラウズを単一のアプリケーション上で行えるのが特徴だ。

付属のリモコン

 ROBRO-ZEROの操作は基本的にリモコンだけで行う仕組みで、TV映像とWebサイトをシームレスに往来できる。ユーザーは地上デジタル放送の各局や任意のWebサイトを99のメインチャンネルに登録でき、各メインチャンネルに対して10ずつのサブチャンネルを設定することも可能だ。番組の録画は、MPEG-2 TS形式のままHDDへ保存。録画先のHDDは、内蔵ドライブに加えて、外付けのドライブも指定できる。番組の予約録画はiEPGデジタル方式に対応している。

 Webブラウズ機能ではWebサイトを閲覧しやすいように、「リンク自動ナンバリング機能」を搭載。Webサイトにアクセスすると、ページ内のハイパーリンクに3ケタの数字が自動的に割り当てられた状態で表示され、リモコンで3ケタの数字を入力することでリンク先へ直接ジャンプできる。携帯電話を模したソフトウェアキーボードによって、リモコンで文字入力が行える機能も持つ。

 ROBRO-ZERO PCのラインアップは、CPUやHDD容量が異なる3モデルを用意。いずれもOSはWindows Vista Home Premiumを採用し、地上デジタルTVチューナーユニットを1基備えている。ディスプレイは付属しておらず、TVとの接続を想定している。TVとの接続は付属のDVI-HDMI変換ケーブルを利用し、映像と音声を1本のケーブルで伝送できる。

 なお、ROBRO-ZEROを搭載したPCは、ユニットコムからも3モデルが販売中だ。

ROBRO-ZEROの前面と背面

ROBRO-ZERO PCのラインアップ
モデル名 TYPE-1 TYPE-2 TYPE-3
CPU Core 2 Quad Q6600(2.4GHz) Core 2 Duo E6550(2.33GHz) Pentium Dual-Core E2140(1.6GHz)
チップセット NVIDIA 7150/nForce 630i
メモリ 2Gバイト
HDD 500Gバイト 320Gバイト
光学ドライブ DVD±R DL対応DVDスーパーマルチ
リモコン 専用リモコン
統合アプリケーションシステム QUIXUN ROBRO-ZERO
OS Windows Vista Home Premium
直販価格 14万8000円 12万8000円 9万9800円

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