モバイルインターネット革命が始まる──Centrino Atom搭載MIDが展示上海だけじゃない(2/2 ページ)

» 2008年04月02日 18時18分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
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ショウケースではMID端末が展示

Atomとシステム・コントローラー・ハブのチップ

 発表会後に行われたショウケースでは、各社が開発中のMIDが展示された。そのほとんどが参考展示だったが、ハードウェアでは東芝やパナソニック、富士通やクラリオンなどが小型端末を、NECからは液晶一体型のパネルコンピュータが出品されていた。

 ソフトウェアではターボリナックスやミラクル・リナックスといったOSのほか、開発プラットフォームや開発キットなどの姿も見られた。

東芝のAtom搭載Ultra Mobile Device。明らかにされていた仕様は1Gバイトのメモリ、40GバイトのHDD、OSはWindows Vistaで、発売時期や価格などについては一切不明とのこと

Centrino Atomを採用している以外、詳細が不明の富士通製UMPC。展示機ではWindows Vistaが動作していた

パナソニックのTOUGHBOOK。SSDを内蔵し、OSはWindows Vista Business(SP1)またはWindows XP Professional(SP2)を採用する。CeBIT以降で情報のアップデートはなく、海外では夏ごろ、日本では秋ごろにリリース予定とのこと

クラリオンの車載向けMIDのNavigation Device(開発コード名)。メモリは512Mバイト、ストレージはSSD、OSはLinuxで、無線LAN、Bluetooth、WiMAXを搭載する(写真=左)。NECのパネルコンピュータ(写真=中央と右)。15または12インチのタッチパネル液晶を採用し、2.5インチHDDまたはCFカードを使う。見た目は液晶ディスプレイそのもので、Atomの内蔵により現行のGeode搭載機に比べ処理スピードが大幅に向上し、スムーズに動画再生もこなせるようになった。8〜9月にリリース予定で、価格は現行モデルとほぼ同じ予定という

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