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FlexScanユーザー向けに無料配布中!:液晶の画面を自分好みに“スライス”できる新感覚ソフト――「EIZO ScreenSlicer」 (1/4)

ナナオの液晶ディスプレイ「FlexScan LCD」シリーズ向けにユニークな活用ツールが無償公開された。Windowsのデスクトップを自由自在に分割し、画面全体を有効に利用できるソフトウェア「EIZO ScreenSlicer」だ。さまざまな用途において、作業効率の向上が期待できる。今回は、その概要と活用例を紹介していこう。

高解像度ワイド液晶&ナナオの新ソフトで画面も頭もマルチタスクに

tm_0804ess01.jpg 「高解像度ワイド液晶ディスプレイで撮りためたビデオの内容を一気にまとめてチェックしたい!」といった願いも、ナナオの新ソフト「EIZO ScreenSlicer」ならば手軽に実現できる。あとは高性能なPCと、“マルチタスク”な目があれば、いいのだが……

 最新の高解像度ワイド液晶ディスプレイを使うメリットはいろいろあるが、どんなユーザーにとっても有益なのは、やはり広大なデスクトップ画面が得られることだろう。1つのアプリケーションを全画面表示で広々と使ったり、複数のアプリケーションやウィンドウを並べて切り替えながら、あるいは同時に複数の作業をサクサクとこなせるのは実に快適だ。

 人にもよるだろうが、筆者はどちらかといえば複数のウィンドウを同時に表示してPCを使うことが多い。特に、Webブラウザのウィンドウを複数開きながら別のアプリケーションを利用する場面は、もはや日常化している。こうしたPCの使い方をするユーザーは少なくないだろう。

 そんな筆者がナナオの高解像度ワイド液晶ディスプレイに乗り換えると、当然のように、広くなったデスクトップ画面を最大限有効に使おうとして、さらに多くのウィンドウを画面に敷き詰めるようになった。デスクトップ画面に多くのウィンドウを並べていると、もともとシングルタスクな自分の頭が、昨今のCPUのように、マルチコア&マルチタスクになったような気がしてくるから不思議だ。実際、多くのウィンドウを画面に並べられると、作業効率がぐんとアップすることが実感できた。

 しかし、ここで1つの問題がある。デスクトップ画面に複数のアプリケーションやウィンドウを整然と配置するのには、意外と手間がかかるということだ。デスクトップ画面にすき間なく複数のウィンドウを配置するために、各ウィンドウのサイズをドット単位でこまめに微調整し、新たなソフトを起動しては、ウィンドウの位置が最適になるように調整を繰り返している、といったユーザーは筆者も含めて少なくないだろう。

 こうしたウィンドウの微調整をきちょうめんに行うとストレスがたまりがちで、作業効率の面でもマイナスだが、この手間を大幅に削減してくれる“かゆいところに手が届く”ソフトウェアが登場した。それが、今回紹介するナナオの新開発ソフト「EIZO ScreenSlicer」だ。このソフトを高解像度ワイド液晶ディスプレイで使えば、冒頭で紹介した写真のように、好きな動画ファイル16本をずらりと並べて同時表示する、といったことが手軽に行える(無論、マシンパワーは必要だが)。

「EIZO ScreenSlicer」でデスクトップ画面を区画整理する

tm_0804ess02.jpg EIZO ScreenSlicerはマルチディスプレイ環境にも対応する。写真はWUXGAモデルとSXGAモデルを並べたものだ

 前置きが少々長くなったが、EIZO ScreenSlicerは、目的に応じてPCのデスクトップ画面を擬似的に分割し、複数のウィンドウをぴったりと配置してくれるユーティリティソフトだ。デスクトップ画面をさまざまな用途向けに区画整理できるソフトとでもいえば、分かりやすいだろうか。とにかく、高解像度ワイド液晶ディスプレイやマルチディスプレイ環境での作業効率を高めてくれる新感覚のツールで、ナナオのWebサイトから無償でダウンロードできるのもうれしい。

 動作環境としては、ナナオの「FlexScan LCD」シリーズの液晶ディスプレイが1台以上PCに接続されていることが条件だ。マルチディスプレイ環境にも対応しており、2台め以降は他社製のディスプレイも利用できる。対応OSは、Windows XP(SP2)/Vista(32ビット版)となっている。

 EIZO ScreenSlicerの操作は実に簡単だ。ソフトをインストールすると、Windowsのデスクトップ画面右下にある通知領域に専用のアイコンが常駐するので、まずはこれを右クリックしてメニューを呼び出し、デスクトップ画面の「分割パターン」を設定する。

 分割パターンは、初期状態で「分割しない」を含む8通りの方法が用意されており、用途に適したものを選択できる。ここから分割方法を選んでもいいが、分割パターンをユーザーが編集し、新しい分割パターンとして登録することも可能だ。画面をキャンバスにマウスで線を引いていく感覚で、自由に分割パターンを作成できる。もちろん、マルチディスプレイ環境の場合は、各ディスプレイに対して別々の分割パターンを設定できるので融通が利く。

tm_0804ess03.jpg 「EIZO ScreenSlicer」の設定画面。デスクトップ画面を分割するディスプレイを選択し(シングルディスプレイ環境の場合は不要)、分割パターンを指定する。「編集」をクリックすると、分割パターンのカスタマイズや新規作成が可能だ
tm_0804ess04.jpg 分割パターンは、カスタマイズや新規作成に対応している。分割エリアの作成は、マウスの左ボタンのドラッグで、分割したい場所に線(セパレータ)を引けばよい。セパレータの移動や削除も可能で、最後に新規保存か上書き保存を実行する

 分割パターンを決めたら、次は分割したエリアへのウィンドウの配置だ。ウィンドウの配置は、Shiftキーを押しながらウィンドウを移動するだけでいい。Shiftキーを押しながらウィンドウのタイトルバーをドラッグすると、画面上に分割パターンの境界線が表示されるので、配置したい分割エリアにウィンドウを移動してドロップすると、そのエリアにウィンドウが収まる。

 EIZO ScreenSlicerの最大の特徴は、こうしてウィンドウを移動した後、分割エリアにぴったり収まるようにウィンドウのサイズが自動調整される点だ。これにより、デスクトップ画面に複数のウィンドウを配置して作業するとき、各ウィンドウのサイズを調整する手間が省ける。分割パターンに合わせてウィンドウのサイズを最適化してくれるので、画面全体を1ドットの無駄もなく有効に使えるのが気持ちいい。

tm_0804ess05.jpg ユーザーがカスタマイズや新規作成をして保存した分割パターンは、「分割パターン設定」の画面に登録され、初期状態のパターンとともに選択できるようになる。右下の「チャット用」と名付けたアイコンが新規作成した分割パターンだ
tm_0804ess06.jpg 分割パターンへウィンドウを配置するには、Shiftキーを押しながらウィンドウのタイトルバーをドラッグし、配置したい分割エリアでドロップする。移動を終了させると、分割エリアに合わせてウィンドウサイズが自動調整される仕組みだ

 ただし、若干の制限もある。ウィンドウのサイズが固定だったり、拡大と縮小に制限のあるアプリケーションや、タイトルバーを持たないウィンドウの場合、EIZO ScreenSlicerは機能しない。代表的なアプリケーションの例では、「iTunes」や「Windows Media Center」が動作対象外となっている。

 1度設定した分割パターンを変更するには、通知領域のEIZO ScreenSlicerアイコンをダブルクリックし、再度「分割パターン設定」を開く。この画面で目的の分割パターンを選び直して「適用」ボタンを押し、続けて「閉じる」ボタンをクリックすればいい。分割パターンはすぐに切り替えられるため、場面に応じて最適な分割パターンを使い分けることも容易だ。

 また、ウィンドウの配置を記憶するアプリケーションであれば、分割パターンと分割エリアに配置したウィンドウの位置/サイズは、PCの電源を切ったり再起動してもきちんと記憶されている。1つのアプリケーションを1度でも分割エリアに配置すれば、ウィンドウの位置/サイズをユーザーが変更しない限り、常に同じウィンドウの位置/サイズで起動するので、毎回設定する必要はない。


 以上がEIZO ScreenSlicerの概要だ。シンプルなソフトなので操作方法に迷うことはないだろうが、作業効率を最大限に高めるにはユーザーの環境に応じて最適な分割パターンを設定する必要がある。次のページでは、主な活用例を見ていこう。

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提供:株式会社ナナオ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日

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