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» 2008年05月19日 17時30分 UPDATE

これからはスーパーでPCを買う!?:「西友荻窪店で買って持ち帰れるデルPC」を動画で見る

総合スーパーの西友でデル製PCの販売が開始された。西友といえば、生鮮食品のイメージが強いが、デルのPCはどのように売られているのだろうか?

[前橋豪,ITmedia]

まずは動画で西友仕様のデルPCをチェック

 総合スーパーの西友で手軽にデルのPCが買えるようになった。以下の動画は、西友荻窪店におけるデル製PCの展示の様子をまとめたものだ。デル広報本部の呉允氏と西友「商品本部」住居用品1部・家電製品部の齋藤真氏のコメントも加えたので、まずはご覧いただきたい。「ITmedia TargetTV」画面の左下にあるボタンを押すと再生が開始する。




直販に加えて、店頭販売も重視してきたデル

tm_0805seiyu01.jpg 西友荻窪店は駅のすぐそば。営業時間は10〜21時だ

 デルと西友は5月9日、デルが製造するPCを西友の主要店舗にて販売することで合意したと発表。5月12日から、東京都杉並区の西友荻窪店で販売を開始したのを皮切りに、順次取り扱い店舗を拡充していき、2008年内には全国約30店舗でデル製PCが購入できるようになる見込みだ。

 デルは2007年から直販重視の販売戦略を転換。ビックカメラ、ソフマップ、ベスト電器、コジマといった家電量販店やPCショップと次々に業務提携し、現在は店頭での販売にも注力している。そして今回は西友と連携することで、デルとしては初めて日本の総合スーパーでのPC販売を実施する運びとなった。

 デルが西友でPCを販売することになった背景には、米国本社でのグローバルな事業戦略がある。米Dellは2007年、西友の親会社である米Wal-Martと提携し、Wal-Mart関連の3500以上の店舗でDell製PCを販売する契約を結んでいる。西友におけるデル製PCの販売は、その世界的な事業戦略での国内展開という位置付けだ。


デル製PCが買える西友1号店、荻窪店を訪ねる

tm_0805seiyu02.jpg 西友荻窪店のデル製PC販売スペースは、6階の上りエスカレーターを下りて左手にある。白を基調にした展示がかなり目立つ

 今回は、西友におけるデル製PC販売の1号店となった西友荻窪店を訪ね、実際にデルのPCがどのように販売されているのかを見てきた。

 西友荻窪店は、JR中央・総武線もしくは東京メトロ丸ノ内線の荻窪駅北口を出てすぐのタウンセブン内にあり、駅からアクセスしやすい好立地にある。地下1〜1階で食品、2〜4階で衣料品、5〜7階で住居関連品を取り扱う大型のスーパーで、タウンセブン内の他店舗とともに地元民の生活に密着した店舗となっている。

 西友では現在、荻窪店など複数の店舗で家電フロアの大幅な改装を実施しており、売れ筋の薄型TVやiPod、ゲームなどの展示・販売により注力しているという。西友荻窪店では6階が家電売り場になっているが、フロア全体の改装とともにデル製PCの販売スペースを設置し、家電の拡販とともにPCの新規顧客獲得を狙う構えだ。

tm_0805seiyu03.jpgtm_0805seiyu04.jpg 西友荻窪店では、家電売り場の改装にともない、薄型TVやiPod、ゲームなどの販売も強化している

 荻窪店が第1号店になった理由について、西友の齋藤氏に聞いてみると「西友の中で家電の売り上げが非常に高い店舗であり、フロア改装のタイミングとデル製PCの発売タイミングが一致したから」との答えが返ってきた。

 確かに荻窪駅の周辺は、駅から徒歩5分程度の場所にラオックス荻窪店がある以外にめぼしい家電量販店がなく、大型の家電を購入する場合は新宿や吉祥寺まで足を伸ばすという人が多いようだ。こうした中で、自宅周辺で手軽に一通りの家電を購入できる西友荻窪店は、地元民にとって使い勝手のいいショップなのだろう。

 ところで荻窪といえば、デルのライバルである日本ヒューレット・パッカードの事業所があり、いわば“HPのおひざ元”のような場所といえるが、ここをあえて狙ってデルが店頭販売を開始したというのは邪推のようだ。販売する店舗の選択は、デルからの要望によるものではなく、西友各店の家電売り場の売り上げや改装のタイミングなどを考慮して、西友側で決定しているという。

 とはいえ、西友といえば、やはり生鮮食品を販売するスーパーというイメージが強い。実際、西友荻窪店でも全体の売り上げ比率で食品の占める割合は非常に大きく、齋藤氏は「まずは西友で家電やPCが手軽にお買い求めいただけるということの認知度を上げていくことが必要」と語る。そしてPCを西友で購入するメリットとしては、「仕様を限定して価格を抑えた西友オリジナルモデルを4製品用意したこと」や「食品や日用品とともに、購入後にすぐに持ち帰って使えること」があるとしている。

tm_0805seiyu05.jpgtm_0805seiyu06.jpg 西友で販売されるオリジナル仕様のデルPCは、スーパーで食品や日用品を購入しに来たPC初心者に訴求できるように、コストパフォーマンス重視の構成となっている。BTOには対応しないが、店内に在庫を確保しているため、購入後に持ち帰れることが特徴だ。写真左はデスクトップPCの「Inspiron 530s」、右は手前が「Inspiron 1525」、奥が「XPS M1330」。5月14日現在の価格はInspiron 530sが9万9700円、XPS M1330が13万9700円、Inspiron 1525のOffice 2007 Personal付属ハイスペックモデルが9万9700円、Office 2007 Personalなしのエントリーモデルが8万4700円だった

 西友は荻窪店をデル製PC販売のモデル店舗として位置付け、5月末には、仙台泉店、ひたち野うしく店、小手指店、上福岡店、吉祥寺店、浜北店、大森店、長浜楽市店、安城店を加えた合計10店舗でデル製PCの販売を開始する。そして店舗数の拡大とともに、チラシなどでの告知で一般消費者に訴求していく計画だ。また、社内でデル製PCの勉強会を実施することで、販売員の製品知識習得もフォローするという。「今年中に全国約30店まで規模を拡大する予定で、まずは月2000〜3000万円の売り上げを目標に頑張っていきたい」(齋藤氏)

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