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» 2008年05月29日 11時30分 UPDATE

イマドキのイタモノ:インテルの次世代チップセットを載せたASUSの「P5Q-E」「P5Q-Pro」を試す (1/3)

まもなく正式に発表される“だろう”といわれている「Intel P45 Express」を搭載した「P5Q」シリーズがASUSから登場する。現時点では「未発表」のチップセットとマザーボードを使ってみた。

[寺崎基生,ITmedia]

Intel P45 Express搭載マザーだがメモリはDDR2対応

 ASUSが作成している資料によると、今回紹介するIntel P45 Express搭載マザーボード「P5Q」シリーズは、ハイエンドの「P5Q Deluxe/WiFi-AP@n」を筆頭に、「P5Q Deluxe」、「P5Q-E」、「P5Q Pro」、「P5Q」と4モデルが用意される予定だ。さらに、メモリがDDR3とDDR2に対応する「P5QC」も登場するといわれている。

 Intel P45 Expressチップセットは、2007年に登場したメインストリーム向けラインアップのIntel P35 Expressチップセットの後継となる。FSB1600MHzやDDR2-1200/DDR3-1600の対応などがIntel P35 Expressとの違いとなると考えられている。搭載可能なメモリの最大容量も16Gバイトと、Intel P35 Expressの8Gバイトから格段に増えている。さらに、Intel 3シリーズでは、ハイエンドモデルのIntel X38 Expressチップセットでしか対応していなかった、PCI Express 2.0をサポートしている。Intel P45 Expressから遅れてリリースされるといわれているグラフィックス統合型のIntel G4x Expressシリーズでは、統合型シェーダユニットを実装するなど、グラフィックス関連の機能やパフォーマンスが大幅に増強されると期待されている。

 5種類あるASUSのP5Qシリーズのうち、今回評価できたのは、ミドルレンジのP5Q-Eと、その下位クラスとなるP5Q Proの2製品だ。どちらも、Intel P45 ExpressとICH10Rという組み合わせで、対応メモリはDDR2のみというモデルだ。DDR2-1200にも対応しているが、今回の評価作業ではDDR2-1066メモリを使用した。なお、DDR3メモリに対応するのは、ハイエンドモデルのP5Q Deluxe/WiFi-AP@nのみとなっている。

kn_asusp45_01.jpg ASUSが投入を予定しているIntel P45 Express搭載マザーラインアップのうち、ミドルレンジモデルとなる「P5Q-E」
kn_asusp45_02.jpg 同じくASUSのIntel P45 Express搭載モデルとして予定されている「P5Q-Pro」は、エントリーモデルとして登場すると考えられている

 P5Q-EとP5Q Proの共通仕様として、FSB1600MHzのサポートがまず挙げられる。これにより、現時点におけるハイエンドCPUであるCore 2 Extreme QX9770を「サポート範囲の中で」利用できることになる。使えるメモリはDDR2 1200/1066/800/667MHzで、先ほどIntel P45 Expressの特徴で紹介したようにIntel P35 Expressの2倍となる最大16Gバイトまで搭載可能だ。もちろん、4Gバイト以上のメモリを有効に利用するためには、64ビット版のOSが必要になるが、高解像度画像を扱うなど、「4Gバイトのシステムメモリ領域では足りない」と思っていたユーザーには朗報だろう。

 サウスブリッジとして搭載するICH10Rは、Intel Matrix Storage TechnologyによってRAID 0/1/5/10に対応する。また、Parallel ATAとSerial ATAの専用コントローラとして、Marvell 88SE6121(P5E Proは88SE6111)を実装するほか、Silicon Image Sil5723 SATAコントローラも実装することで、P5Q-EではSerial ATAのポートを8チャネル、eSATAのポートを1チャネル、P5Q ProはSerial ATAのポートを8チャネル用意している。

 ミドルレンジモデルながら、電源回路はどちらも8フェーズと現在のハイエンドマザーボードに準じた仕様となっており、使用されているコンデンサもすべてアルミ固体タイプを載せている。長期使用でも劣化しにくいため、サーバなどの長期運用でも安心できるほどの信頼性を得られるのが特徴だ。さらに、P5Q-Eに使われている固体コンデンサはすべて日本製という徹底ぶりで、安定性や耐オーバークロック性能などに期待が持てるだろう。なお、P5Q-Eには、ASUSの「遊べるマザーボード」ラインアップともいえる「R.O.G」シリーズと同じように、電源、およびリセットスイッチがオンボードに設置されている。ケースに入れずバラック組みのままでテストを行うオーバークロッカーにとって便利だ。

kn_asusp45_04.jpg ノースブリッジとして実装されるIntel P45 Expressと考えられるチップ。正式発表前だが、まもなく詳細が判明するだろう
kn_asusp45_03.jpg P5Q-E、P5Q-Proでサウスブリッジとして搭載されるのはICH10Rだ。6つのSerial ATAポートをコントロールするほか、RAID 0/1/5/10の構築に対応するといわれている

kn_asusp45_05.jpg ICH10Rのほかにも、Serial ATAとParallel ATAを制御するコントローラを実装する。これは、P5Q-Eに実装された「Marvell 88SE6121」だ
kn_asusp45_06.jpg ミドルレンジモデルながら、P5Q-Eには8フェーズの電源回路が設けられたほか、コンデンサは日本製の固体タイプだけを採用している

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