インテルの次世代チップセット「Intel 4シリーズ」に属する「Intel P45 Express」を搭載したマザーボードが、6月初旬から複数のショップに入荷している。最も潤沢に出回っているのはMSI製品。上位から「P45 Platinum」「P45 Neo3-FR」「P45 Neo-F」の3モデルがそろっている。そのほか、ドスパラ秋葉原本店には、ECSの「P45T-A」とFOXCONNの「P45A」も入荷していた。価格は上位モデルが2万5000円前後で、エントリーモデルは1万4000円前後から購入できる。
Intel P45 Expressは、Intel P35 Expressの後継モデルで、DDR2メモリを16Gバイトまでサポートするほか、新たにPCI Express 2.0に対応している。サウスチップもICH9からICH10に改良され、ハードウェアでのHDD暗号化機能などが使えるようになった。そのほかの仕様はほぼ同じで、メモリはDDR2/3に両対応し、FSBは最大1333MHzまでサポートする。
アキバでは、P35からの改良点が一般的なユーザーに与える恩恵が限られているとの見方が多く、「急いで切り替えるべきチップセットではないですね。何かの機会でグレードアップする際に、じゃあP45にしようか、という程度です」(フェイス パーツ館)などと、発売前からスタートダッシュを期待する声は少なかった。
大方の予想通りにユーザーの注目度は低く、売れ行きはどこのショップもそこそこという。それでも派手なPOPを作って大々的に売り出しているのは、6月7日までCOMPUTEX TAIPEI 2008が開催されていたからだ。
T-ZONE.PC DIYは「大物の新製品はたいていCOMPUTEXのあとに出ます。メーカーや代理店もアチラにかかりっきりですからね。このため、6月初旬は一時的に新製品が乏しくなるんです。まあ、だからといって気合いを完全に抜くのもアレなので、少しでも注目されそうな新製品があれば盛り上げますよ」と語っていた。
そんなまったりした空気のなか、今年は例外的に超注目アイテムが入荷した。ある店員さんは「COMPUTEX後の新製品ラッシュに備えていたら、いきなり突風が来た感じでした。ろくに準備する前に過ぎ去ってしまいましたけど……」と語る。その突風の正体は、インテルの新CPU「Atom」を搭載したマザーだ。
製品名: | MSI「P45 Platinum」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 2万3598円 |
BLESS秋葉原本店 | 2万3980円 |
TSUKUMO eX. | 2万4480円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 2万4800円 |
パソコンショップ・アーク | 2万4980円 |
ツートップ秋葉原本店 | 2万4980円 |
製品名: | MSI「P45 Neo3-FR」 |
入荷ショップ | |
BLESS秋葉原本店 | 1万5980円 |
クレバリー1号店 | 1万6773円 |
TSUKUMO eX. | 1万6980円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万7480円 |
フェイス パーツ館 | 1万7770円 |
ツートップ秋葉原本店 | 1万7780円 |
パソコンショップ・アーク | 1万7800円 |
製品名: | MSI「P45 Neo-F」 |
入荷ショップ | |
BLESS秋葉原本店 | 1万3580円 |
TSUKUMO eX. | 1万3980円 |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万4980円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万5480円 |
フェイス パーツ館 | 1万5770円 |
ツートップ秋葉原本店 | 1万5780円 |
パソコンショップ・アーク | 1万5800円 |
製品名: | ECS「P45T-A」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万4980円 |
製品名: | FOXCONN「P45A」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万3980円 |
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