ゲイムマンの「FlexScan HD2452W」が大好きだ!?EIZOのゲーム画質に酔いしれる(3/4 ページ)

» 2008年06月30日 10時00分 公開
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新型PSPに最適化された「ポータブル」モードが気になる!

 そうそう、大事なことをいい忘れていたが、HD2452Wでは「リアル」や「2×リアル」以外にも、いろんな画面サイズを選ぶことができる。特にユニークなのが「ポータブル」モード。言葉だけ聞くと何のことだかさっぱりだが、要はプレイステーション・ポータブル(PSP)のゲームを遊ぶときに役立つモードだ。

「僕の私の塊魂」(バンダイナムコゲームス)はPSP用アクションゲーム。価格は2800円(PSP the Bestの場合)

 2007年に発売された新型PSPこと「PSP-2000」は、従来のものより薄型・軽量化されたことが最大の売りだが、ほかにもいくつかの改良点がある。その1つが、専用ケーブルを使うことで、映像を外部ディスプレイに出力できるようになったこと。HD2452Wのポータブルモードはこの新型PSPに特化した画面モードで、PSPの映像をアスペクト比を維持したまま画面幅いっぱいに表示できるのだ。早速、その効果を試してみよう。

 編集部から新型PSPとゲームソフトを借りる。ソフトはバンダイナムコゲームスの「僕の私の塊魂」を選んだ。3D空間で“塊”をどんどん転がして、周囲にあるモノを次々と巻き込み、制限時間内にこの塊を大きくしていくアクションゲームとなっている。

 そもそも塊魂は2004年にプレイステーション2版が登場。ポリゴンの塊を大きくしていくという独特のゲームシステムとピースフルな世界観、メジャーな歌手を多数起用した豪華な楽曲などが高く評価され、ゲームソフトとして史上初のグッドデザイン賞を受賞したソフトだ(そういえば、HD2452Wも同賞を受賞している)。

まずはPSPの液晶のきれいさに感動する

 わたしはプレイステーション 2で「塊魂」シリーズにハマったので、このPSP版にも興味があったのだが、今までプレイする機会がなかった。この機会に、HD2452Wの高精細かつ大画面で塊魂を存分に味わってみようではないか。まずは、液晶ディスプレイに画面を出したときと比較するために、PSPの液晶画面でそのままプレイしてみた。

 「すごい! 携帯ゲーム機なのにグラフィックスがきれいで、ポリゴンが滑らかに動く動く」(ゲイムマン)

 「えー、ポイントはそこじゃないです」(編集T)

 そうだった。今回は新型PSPのレビューじゃなくてHD2452Wのレビューだった。初めてPSPで塊魂をやったので、ついつい見とれてしまった。それにしても、携帯ゲーム機でもこんな高画質のゲームができる時代になったんだと改めて感慨にふける。

リアルモードで映し出された画面も十分きれいなんだけど、ちょっと小さい気もする

 気を取り直して、PSPとHD2452Wを専用のD端子ケーブルでつないでから、ゲーム画面を表示させてみる。が、何かがおかしいぞ。

 「なんだか画面が思ったより小さいですね。確かに映像はきれいに見えるけど……」(ゲイムマン)

 「それ、さっきのリアルモードになってますから」(編集T)

 ホントだ、これはわたしのミス。ごめんなさい。

新型PSPでHD2452Wの24.1インチワイド画面に巨大な塊を作る

ポータブルモードにすると、こんな大画面で塊が(というか周りの景色が)転がりまくる。画面下の新型PSP本体と見比べてみると、その大きさは明らか

 改めてリモコンのボタンでポータブルモードに表示を切り替えてみると、「うわ、これはすごい」と思わずうなってしまった。大画面で塊が縦横無尽に転がりまくる。塊が大きくなってくると、それはもう大迫力だ。

 HD2452Wの画面サイズは24.1インチワイドで、その表示面積は518.4(横)×324(縦)ミリある。HD2452Wは画面のアスペクト比が16:10だが、16:9のPSP映像をポータブルモードで全画面表示させると、上下にきちんと黒帯が入って縦横比が正しい状態をキープしてくれる。横幅518.4ミリの大画面でPSPの映像を表示すると、本体の画面で見てたのとはかなり違う印象で、まるで据え置きのゲーム機でプレイしている感覚だ。

 PSPの解像度は480×272ドットなので、それを24.1インチワイドの画面に表示すると、さすがにちょっとジャギーが見える。それでも大画面の見やすさは、それを補って余りある。単に臨場感が高まるだけでなく、遠くの方にある物もハッキリと見えるため、塊をどういうルートで転がしていくか、という判断がしやすいのだ。

ゲームは画面からある程度離れてプレイしましょう

 ただ、今回はディスプレイのチェックということで、プレイするときに画面の隅々まで見てやろうと画面のすぐ近くにいたもんだから、視界いっぱいの大画面がぐるんぐるん回って、頭の中もぐるんぐるん……うっ。

 「すいません、3D酔いしちゃいました。締め切りを延ばしてもらっていいですか? あと、冷たい飲物を至急ください」(ゲイムマン)

 「塊魂をリクエストしたのは自分でしょうが……」(編集T)

 画面に集中するあまり3D酔いしてしまったが、新型PSPの映像をHD2452Wに表示するのは何ともゼイタクな遊び方だと思う。正直なところ、最初はPSP用に最適化されたゲームの映像を外部のディスプレイに出す意味があるのか、という疑問があったのだが、これならHD2452Wにつなぐ価値はある。むしろ、出さないのはもったいない?

「僕の私の塊魂」 (C)2003 2005 NBGI

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日