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» 2008年06月30日 18時30分 UPDATE

目が疲れにくい液晶の利用法とは?:ナナオが「ディスプレイの使い方で疲れ目が軽減される」との調査結果を発表

ナナオはPC作業における目の疲労の実態を調査。ディスプレイの使い方によって、目の疲労度が軽減される傾向にあるとの調査結果を明らかにした。

[ITmedia]

 ナナオは6月30日、長時間のVDT作業(VDT:Visual Display Terminal、PCディスプレイなどの表示機器の総称)において、ディスプレイの使い方で目の疲労度が軽減される傾向にあるとの調査結果を発表した。

 この調査は、長時間のVDT作業による眼精疲労の問題に対する取り組みとして、同社が眼科医とVDT作業労働衛生インストラクターの監修・指導のもと、独自に実施したもの。一般的に目が疲れると目のピント調節能力が低下するため、物がはっきり視認できる範囲の最も近い距離(調節近点距離)が次第に遠くなることに着目し、ディスプレイの使い方を変えながら、1日のPC作業前後に目の調節近点距離がどのように変化するかを調べた。

 調査には同社の24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2431W-E」を使用。これを100%の輝度で使用した場合と、周辺光量の違いに応じて輝度を自動調整する独自機能「BrightRegulator」を使用した状態に相当する適切な輝度設定の場合、さらに適切な輝度設定で厚生労働省によるVDT指導(1時間に10分間の定期的な作業休止、適切な作業姿勢の保持、適切なディスプレイの高さや角度の調整など)を実施した場合の計3パターンで目の調節近点距離を計測した。

調査方法の3パターン

1.標準設定:FlexScan S2431W-Eを輝度100%に設定(約450カンデラ/平方メートル)

2.適切な輝度:FlexScan S2431W-Eを適切な輝度に設定(BrightRegulator使用相当)

3.適切な輝度+VDT指導:2のディスプレイ設定で、VDT指導を実施



 同社が発表した調査結果は下のグラフの通りだ。3つのパターンごとに、ディスプレイの使用前と使用後に測定した目の平均調節近点距離(30回/1人×11人÷11)を比較し、その「延長率」をグラフに示している。延長率が高いほど調節近点が遠くなるため、目の疲労度が高くなることを表す。

tm_0806vdt01.jpg 目の疲労度(平均調節近点距離の延長率)の調査結果

 この結果から同社は、長時間のVDT作業後は目の疲労度が高まるが、ディスプレイを適切な輝度に下げることで目の疲労度が低下し、さらにVDT指導による適切なディスプレイの位置設定や作業姿勢、休憩などを採り入れることで、目の疲労度はさらに低下すると推測している。また、調査後に疲労の自覚症状についてアンケートを実施したところ、同様の傾向が見られたという。

 同社は自社の液晶ディスプレイ製品に、自動輝度調整機能のBrightRegulatorや、可動範囲の大きなスタンド、一定時間ごとに休憩時間の目安をポップアップ表示するユーティリティソフト「EyeCare Reminder」などをVDT作業の支援機能として搭載しており、これらを十分活用したうえでVDT指導に沿った適切な条件で作業することが、疲労の軽減につながると考察している。

 なお、同社は今回の発表にともない、VDT作業による目の疲労度軽減を支援する特設ページ「今すぐできる!疲れ目対策講座」を同社Webサイト内にオープンした。

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