アキバのイベント会場として知られるカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店にて、AMDによる「納涼 AMD祭り」が開かれた。イベントの主役は、6月に登場してヒットを続けているRADEON HD 4800シリーズで、会場には各ベンダーの同GPU搭載カードなどが並べられていた。
当日は30度を超える真夏日だったが、常に多くのユーザーがつめかけており、AMDスタッフがことあるごとに「適度に水分を補給してください」と呼びかけるほどの熱気に包まれていた。
イベント会場の展示コーナーは、すで発表済みの製品が大半を占めていたものの、AMDのノート向けプラットフォーム「Puma」を採用したマシンが特に注目を集めていたようだ。
Pumaは「Turion X2 Ultra」や「AMD M780G」などで構成され、グラフィックスはRadeon HD 3000シリーズ相当となる。省電力で高い処理能力が期待できるうえ、ノートPCでHDコンテンツを快適に利用できるのが特徴だ。デルやMSIのノートPCのほか、富士通のFMV-TEOなどにユーザーが集まった。
また、表のスペースに並んだJ&Wのmini-ITXマザー「MINIX-780G-SP128MB」の注目度も高かった。こちらはチップセットにAMD 780Gを搭載し、PCI Express x16スロットやHDMI端子なども採用したマザー。発売時期や価格は未決定の状態だが、POPには「この価格でこの性能! オンボードなのに!!」と書かれており、近いうちの販売が予想される。
Atomマザーに対抗したAMD製品も期待されるところだが、“兄貴”こと土居憲太郎氏に聞いたところ「イチからプラットフォームを作る予定は今のところないですね。ただ、現行のAMD 690GやAthlon 64ベースのパーツを使えば、もっと安い製品を投入できます。mini-ITX市場がものすごく盛り上がれば、リリースするかもしれません」と話してくれた。
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